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ショア、オフショア、ルアー、餌釣り・・・獲物を釣る手段に垣根なし! 今日もまた旨い獲物を求めて、釣り師「ふくろう」の冒険は続く・・・

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REEL CUSTOM

良いものは長く使いたい リールのメンテ、改造、パーツ製作など


※ リール・ラインナップは コチラ


 2024.11.18 フィンノール ビッグゲーム/ハンドルカスタム

▼ 「フィンノール ビッグゲーム 9/0 デュアルギア」



80lbクラスのトローリング・リール。フィンノール最大の「12/0」の次にデカいモデル。だいぶ前に、

● 左ハンドル化
● ハンドルアーム穴あけ加工

を済ませて、

▼ こんな感じになってた



この純正ハンドルノブ、握り心地は良いんやけど、見た目がね〜
で、中古のCCMハンドルが入手できたんで、CCMノブ(ワインドグリップ)を頂くことに


▼ 左=フィンノール純正ハンドル改 / 右=CCMハンドル



▼ フィッティング・パーツの製作開始 まずは旋盤加工



▼ 続いてはフライス加工



▼ 純正ハンドルアームに合う「ハンドルノブシャフト」のナット完成



▼ 続いてはベンチレースでシャフトの製作



▼ CCM規格に合うハンドルノブシャフト完成



▼ 作ったパーツたちをハンドルアームに組付け



▼ カスタムハンドル完成



@ 純正ハンドルアームに穴あけ加工
A 再アルマイト処理
B フィッティングパーツ2点製作
C CCM製ワインドグリップと合体

という工程を経て、ようやく完成


▼ 「フィンノール ビッグゲーム 9/0 デュアルギア 左ハンドル カスタム」完成



▼ ビフォーアフター



のんびりやってたから、エラい時間掛かったけど、やっと完成した〜

「フィンノール ビッグゲーム 9/0 デュアルギア」のスペックは コチラ へ。


 2024.11.16 アベット MXJ ラプター/ハンドルカスタム

▼ 「アベット/MXJ 6/4 ラプター」



フィンノール、アルテクノス、アベット、俺の好きな三大メーカー。
フィンノールについては、「昔は良かった」という点で、ビンテージ扱いとなるが、
アルテクノスとアベットは、現在も良いリールを作り続けていて、
全機種に左モデルがあるのも嬉しい。各社各機種、それぞれの良さがあるが、
アベットの良さは、

● 豊富なラインナップ
● コンパクトな設計
● 安定かつ強力なドラグ性能
● 頑丈な逆転防止機構

といったところか。
ワンウェイベアリングを持たないカム式の逆転防止機構なので、
国産慣れしてる人にはバックラッシュに違和感を感じると思う。
カムを持たず、ダブル・インフィニット式のアルテクノスと、対照的な作り。
その違いを自分の釣りにどう当てはめるかも釣り人の楽しみではないかな。

で、今回もハンドル・カスタムなんだが、純正のハンドルアームの軸間距離は約76mm。
2スピードモデルなので、超ロングアームは必要ないが、せめて90mmは欲しい。
早速、作りたいところではあるが、今すぐ作ることができないので、とりあえずの繋ぎとして
「ゴメクサス」の47mmタイプの「アルミ中空ノブ」を付けることに

▼ ハンドルノブシャフト製作開始




▼ 反対側も加工



▼ 途中省略して完成



▼ 禁断(?)のゴメクサス



▼ これはこれで、良いかも〜



ハンドルアームができたら、また発表しま〜す

「アベット MXJ 6/4 ラプター」のスペックは コチラ へ。


 2024.11.03 シグラー LGN/ハンドルカスタム

▼ 「シグラー/LGN」



アメリカ製レバードラグリール。このハンドルノブ、握りやすいが、回転精度がイマイチ。なので・・・

▼ 以前、CCM製ガリックノブに換装



このノブはスピンフィッシャーから外してきたものだったので、この度、元のリールに戻すことに。
で、代わりに用意したのが、ダイワ「アイズファクトリー」のソルティガ用アルミラウンドノブ。


▼ 早速、フィッティング用パーツの製作に



▼ でけた



▼ 組立



▼ 取付



GOOD 純正みたい

「シグラー LGN」のスペックは コチラ へ。


 2024.10.24 フィンノール 12-20/ハンドルカスタム

CCM教徒の俺。コレクションの中には、グリップは使ってしまって、アームだけになったものも結構ある
またスタジオオーシャンマークのファンでもあるので、そのコレクションも、そこそこある。
で、今回はそんなモノたちを使って、異色のSDGsコラボ


▼ 「フィンノール/12-20 ライト」



1985年頃、この世にNC旋盤なるものが生まれるのと、ほぼ同時に生産が始まった
マシンカット・リールの先駆け的存在。質実剛健な造りゆえにコンディションの良いものが、
多数現存する。そして少し手を加えてやれば、現代のリールに匹敵するパフォーマンスを発揮する。


▼ ハンドルノブのシャフトを製作中



▼ 反対側に雄ネジ加工



▼ でけた



▼ CCM製パワーハンドルアームに組付け



CCMのシャフトは6mmだが、SOMのシャフトは5mmで、5×9のベアリングが2個使用されている。
しかし、12ポンドリールともなると、ドラグ10kgという設定も普通にあるので、5mmでは心許ない。
なので、シャフト径を6mmにするために、根元の外径を9mmにしてパイプを直受け、
先端は5mmにしてベアリングを装着、という設計にして強度と精度を両立した


▼ スタジオオーシャンマークのハンドルノブと合体



▼ リールに装着して完成



作り置きしてある「ドラグレバーストッパー」も換装

▼ 別アングルで



満足 美しい〜

「フィンノール 12-20 ライト」 ヤフオク に出品しました〜。


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因みに、マイ・フィンノールはこんな感じ

ゴールドアルマイトが薄くなっていたため、ピュアゴールドで統一ではなく、
「シャンパンゴールド&シルバー」のツートンという線を狙ってみた。


▼ CCMハンドルアームとゴメクサスのコルクノブを合体



▼ 別アングルで



これはこれで気に入ってる 清涼感があっていい

▼ ビフォー&アフター



グ〜

「フィンノール 12-20 ライト」のスペックは コチラ へ。


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更に、元々自分のフィンノールに付いてた「アルミ・穴あき・80mmハンドルアーム」を
別の「12-20」に流用


▼ ゴメクサスとの合体準備完了



▼ 完成



「ピュアゴールド+シルバー+コルク」この組み合わせ、結構いいね〜

「フィンノール 12-20 ライト(シルバー&コルク)」 ヤフオク に出品しました〜。


 2024.10.20 串本モンスター捕獲準備中

▼ 上:「フィンノール/50ライト」、下:「アルテクノス/ゴリラ20」



いずれも大物泳がせ釣り用のリール。
「フィンノール/50ライト」は、ウインチ(ロッドを船ベリに固定してファイト)用、
「アルテクノス/ゴリラ20」は、スタンディング(ロッドを手に持ってファイト)用。

アルテクノスはCCM師匠のカスタム、フィンノールは、なんとか自力で、

● 左ハンドル化
● ロッドクランプボルト製作
● ドラグレバーストッパー製作
● ドラグ強化
● CCM製パワーハンドル流用加工

まで、こぎ着けたリール

ラインキャパは、

● アルテクノス/ゴリラ20:PE10号×330m+ナイロン60号×10m
● フィンノール/50ライト:PE16号×300m+ナイロン100号×10m

南方遠征に行く予定もなく長らく眠っていたが、近年好調な
串本モンスター(50kg超のキハダマグロ)用に引っ張り出してきた


▼ PEラインを下巻きした先に、フロロカーボンラインを100m接続



冷凍イワシをい使う「完全ふかせ釣り」なので、ハリスは比重の高いフロロカーボン。
数年前までは、串本のキハダ釣りといえば、フロロ10号×300mやってんけどなぁ〜。

近年はデカいキハダが揚がるようになり、タックルも大物釣りタックルになってきた。
今回、使うラインはクレハシーガーの新製品 「プレミアム万鮪 ふかせSPECIAL」。

それぞれのリールに巻いたラインは、

● アルテクノス/ゴリラ20:PE8号×200m+フロロ24号×100m
● フィンノール/50ライト:PE10号×460m+フロロ30号×100m


▼ 20年ほど前に作ったロッドに装着



これで、道具は万全
仕掛けは、フロロカーボンのハリスの先に針を結ぶというシンプルなもの。
今回用意した針は、

● オーナーばり/キハダマグロ 17号(ケイムラTN)
● インターフック/ジャイアンとキハダマグロ 18号(ケイムラピンク)
● インターフック/ジャイアンとキハダマグロ 18号(シルバー)
● インターフック/ジャイアンとキハダマグロ 20号(シルバー)

▼ 「中村式カン付き南方延縄結び」



中村さん直伝の通称「中村結び」
たまにしかやらんから、最初「え〜と」ってなる

さぁ、あとは行くだけ行けるんか・・・俺?

「アルテクノス ゴリラ20」のスペックは コチラ へ。
「フィンノール 50 ライト」のスペックは コチラ へ。


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※インスタグラムに投稿しました 閲覧は コチラ


 2024.10.13 フィンノール/30 ライト ハンドルノブ

▼ 1985年頃 発売「フィンノール / 30 ライト」



当時のフィンノールの両軸リールには「ライトシリーズ」と「ビッグゲーム・シリーズ」があり、
構造がシンプルで軽量なライト系には、「12-20」、「30」、「50」と3機種がラインナップされていた。
こちらは中間サイズで「30lbクラス」。PE12号が400mほど入るサイズ。
確か90年代中頃まで販売されていて、マミヤOPが代理店になっていた。


このリールは以前に、

● 左ハンドル化
● パワーハンドル換装
● ハンドルアーム穴あけ加工
● ドラグ強化
● ドラグレバーストッパー製作
● ロッドクランプポスト製作

などを済ませていたが、地味なハンドルノブだけが気掛かりだった 握りやすいのだが、やはり見栄えが・・・。
CCM師匠のワインドグリップを付けたいが、希少な品なので、安くは手に入らない状況。
入手は気長に待つとして、とりあえず、他機種・同規格のハンドルノブを使い回しにすることにした


▼ 早速フィッティング・パーツの製作



現状のハンドルアームにCCM製グリップを装着するために、ハンドルノブのパイプに合うシャフトを作る。

▼ ハンドルアームの形状・規格に合わせて端面を切削



▼ 完成



▼ CCM製ワインドグリップ装着



とりあえず、「アルテクノス/アルバコア80lb」に付いてたグリップを仮装着

▼ リールに装着



完全体 そして・・・超・自己満

「フィンノール 30 ライト」のスペックは コチラ へ。

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※インスタグラムに投稿しました 閲覧は コチラ


 2023.11.25 シマノ/ナビ 2000 XT 改

だいぶ前に改造した小ネタ

▼ 1996年 発売「シマノ / ナビ2000 XT」



ステラ → ツインパワー → バイオマスター → ナビ・・・と、当時、いっちゃん安かったリール
シーバスやりだして2台目まではリアドラグで、これが初めてのフロントドラグやった。
そして、初めてのローラークラッチ搭載機種やった。感動して、のちにツインパワーも買った


10年ほどは、ツインパと2台体勢で湾岸シーバスやエギングなどライトゲームで活躍した。
しかし、その後、PEラインの時代が到来。スプールエッジの緩い曲線形状が仇となり、
ラインがドサッと出て、ライントラブルが頻発 時代の流れに乗れず、お蔵入りすることになった。

因みに同世代でも、ステラやツインパワーはシャープなエッジが適度にライン放出にブレーキをかけ、
PEラインの時代にも対応した。これはどういうこと PE時代が到来することを知ってたんやろか


それはさておき、それから何年も経って、思いついたのが「ステラ・スプール」の流用。
しかし、「'95 ステラ」のスプールを入手してみるとドラグノブが合わん
仕方なく、同ステラのドラグノブも入手してみると、ドラグノブのネジ規格が違う
なので、ドラグノブの内部を改造することにした。


▼ ドラグノブ内のナット製作



▼ 左=ステラのナット、右=ナビ用に製作したナット



ステラの方がスプール軸が太くて、ネジピッチも細かい。頑丈かつ微調整が可能とは流石ステラ
というか〜・・・ 作る手間同じやねんから共通にしといて〜や
ステラも、ツインパワーも、ナビも、全て設計を変えて「互換性なし」とはご苦労なことで。
きっとバイオマスターも違うかったんやろな

▼ 製作したナットをドラグノブ内にセット(左下のナットはステラのナット)



▼ 完成 見た目はなんも変わらんけど



▼ 装着 普通に「'95 ステラ」やん(笑)



ハンドルは「'18 ネクサーブ」というリールの純正ハンドルをポン付け

▼ ほら「ナビ 2000XT」(笑)



これでまた使える

以上、「引退できない俺の道具シリーズ」でした〜

「'96 ナビ 2000XT 改 ナビステラ 2000」のスペックは コチラ へ。

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※インスタグラムに投稿しました 閲覧は コチラ


 2023.11.20 ビッグゲーム 2 1/2 ハンドルノブ装着

▼ 往年の名機「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2」



これがノーマルの状態。右ハンドルしかない、このリールをどうしても使ってみたくて、2年前に、

● 左ハンドル化
● ハンドルアーム加工・流用
● ロッドクランプポスト製作


というところまでカスタマイズしていた。

▼ 左ハンドル&ロングハンドルアームに



今回はカスタムの仕上げとして、CCM製ハンドルノブ(旧ワインドグリップ)を装着。
もちろんポン付けできるはずがないので、フィッティングパーツを数点製作


▼ パーツ製作中



▼ CCM製ハンドルノブを装着する準備完了



▼ 完成



▼ 装着



▼ 別アングルで



これにてカスタマイズ完全終了

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< フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B に関する記載 >

・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム T」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム U」のスペックは コチラ

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※ヤフオクに出品しました 商品閲覧は コチラ

※インスタグラムに投稿しました 閲覧は コチラ


 2023.11.15 キャタリナ 5000 フルチューン作戦

▼ 2009年発売「ダイワ キャタリナ 5000」



初代キャタリナ。順位的にはソルティガの下で、ソルティガの廉価版のような機種。
かなり「いい線いってる」リールなので、今回はこれを「相当イケてる」リールに改造してみる

▼ ハンドルアーム分解中



純正ハンドルノブと全く異なる規格のノブを付けるので、違うシャフトを装着するための下準備。
再アルマイトする予定なので、異種金属などは全て取り除いてアルミだけの状態にする必要がある。

▼ およその切削加工が済んだところ



▼ ハンドルシャフトフードにソルティガ風の穴を開けてみた



▼ ドラグノブは放熱性の良いソルティガ用「アイズファクトリー/ラジエーション・ドラグノブ」に変更



▼ 再アルマイト完成 今回はオール「グレー」に



▼ スプールはソルティガ・ドッグファイトとヴァンスタールを混ぜたようなデザインに



▼ ハンドルとハンドルキャップ。ハンドルノブは懐かしのCCMガリックタイプ



アルミ合金の材料配合の違いでアルマイトの発色が違ってしまう。

▼ 装着準備完了



▼ 装着



カッチョいい〜 そしてアダルトな仕上がり

▼ 別アングルで



▼ 顔面(?)アップで



▼ ドラグワッシャーはダイワの最新ドラグ「ATD」に換装



▼ 完了



総厚みが薄くなったので、高さ調整兼滑りやすくするためにCCM製PTFEを乗せた
ダイワの白のテフロンワッシャーと同じ役割ね スペックはこれから検証していく予定。


これにて、世界に1台しかない「'09 キャタリナ 7000 ドッグファイト風」のメイキングは完結

「'09 キャタリナ 5000 改 7000DF」のスペックは コチラ へ。

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※インスタグラムに投稿しました 閲覧は コチラ


 2023.11.09 トーナメントS 6000HA フルチューン作戦

▼ 2000年発売「ダイワ トーナメントS 6000HA」 ※ハンドルノブはCCM製



GTやマグロキャスティング用。「'99 ステラ 16000」の予備機として持っていたのだが、
ステラが使い易く、その陰に隠れて、ほとんど使うことがなかったリール。
市場でもステラに惨敗した悲劇のリールである(←私の勝手な印象)。
しかし、のちのソルティガの登場で、ステラと並ぶ不動の2強に君臨することとなる。
トーナメントSは、そのソルティガの礎となったリールなのである。・・・たぶん(笑)


重くて、ドラグ性能も良くない、このリール・・・このまま活躍がないまま終わるのか
なんとか第一線で使えるようにしたいという思いで、23年の時を経てチューニングに取り掛かった。


▼ まずはハンドルから



スタジオオーシャンマークさんの、「NL 13SW 20000/18000-BG」
その名の通り 「'13 ステラ 18000番/20000番」用のパワーハンドル。
このいかつ目のハンドルを付けたいが、ポン付けできるはずはないので、ハンドルシャフトを製作。


▼ 左:ノーマル(ステラ用)。右:トーナメント用に作ったシャフト



▼ 組付け もはや「それ用」のハンドルにしか見えん



▼ 続いてはスプール。これは「ADT製 スーパースプール/ディープ&マグロ」



純正スプールの巻糸量は、PE6号×300mだが、ADTスプールは、PE8号が300m巻ける。
当時は定番のカスタムだったが、今回はこのスプールをベースにカスタマイズしていく。
まずは軽量化と放熱性向上を兼ねて、カッコよく切削することに


▼ 側面VS加工+上面穴加工。かつてCCM師匠の十八番だった加工技術



▼ ブラックアルマイトを施して装着



▼ ハンドルも装着



渋い さて、続いては・・・

▼ 「アイズファクトリー製ラジエーションドラグノブ」



熱伝導性の高いアルミ製ドラグノブなら、ドラグ内で発生した熱を放熱することができる。
しかし、これはソルティガZ用で、サイズが違うためポン付けはできない。そこで・・・


▼ ドラグノブの加工



▼ ノブもカップも小径に加工



▼ 黒金に再アルマイトして装着



▼ 続いてはハンドルキャップの製作



▼ でけた



▼ 黒金にアルマイトして装着



ドライブギアにハンドルシャフトを貫通させて、反対側からローレットボルトで固定するという古典的な作り
ここまで仕上げてきて、そんな古臭いところは見せたくないってことで、化粧パーツを作ってデコレーション


▼ 完成



▼ 別アングルで



▼ 右リアから



▼ 正面から



カッコ良すぎ これにて外観は完成

あとは内部チューニング

〜つづく〜


 2023.10.21 シーゲート 4500H 14年目で完全体に

前回、ハンドルの加工・流用が済んだ「ダイワ シーゲート 4500H」の続き。

▼ ADT製スーパースプールにヴァンスタール風長穴加工を施し、赤に再アルマイト



同時に純正のアルミ製ハンドルキャップも色変え。

▼ 装着



▼ 同色にアルマイトしたハンドルキャップも装着



▼ 全体像



巻糸量=PE5号×300m 「シーゲート5000H キハダキャスティング仕様」
発売から14年目で完成(笑)


まだ未検証の項目もあるけど、
「'09 シーゲート 4500H 改 5000H」のスペックは コチラ へ。



 2023.10.09 シーゲート 4500H ハンドル加工・流用

▼ 2009年発売「ダイワ シーゲート 4500H」



巻取り長さが最大107cmというハイギアモデルなのでジギングには使っていない。
用途はブリやヒラマサの誘い出し、あるいはナブラ撃ちといったところ。
丹後や熊野ではよく使っていたが、明石に来てからはめっきり使う機会は減ってしまった。

そんな中、SOM製ハンドル(ST6000/5000V2)を安く入手できたので、
激重の75mmハンドルとおさらばすることにした。

※ST6000/5000V2の適合は、ソルティガ6500H・DF/6500EXP/6000GT/5000


▼ ハンドルシャフト製作開始



▼ 間はメッチャ飛ばして完成(笑)



左:ソルティガ 6000用/右:製作したシーゲート 4500用

▼ 組付け



左:ソルティガ 6000用/右:製作したシーゲート 4500用

▼ ハンドル全体像



左:ソルティガ 6000用/右:製作したシーゲート 4500用

▼ 装着



GOOD

▼ フード部



ジャストフィット

▼ ビフォー★アフター



左:純正ハンドル(軸間=75mm)/右:ソルティガ6000用ハンドル(軸間=85mm)

「'09 シーゲート 4500H 改」のスペックは コチラ へ。

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で、余ったシーゲートの純正ハンドルを加工
ハンドルシャフトを縮小し、シャフトフードも製作。

▼ 組付け



左:シーゲート4500純正ハンドルのシャフト部/右:カルディア用に改造したシャフトとフード

▼ ハンドル全体像



左:シーゲート4500純正ハンドル/右:カルディア用に改造したハンドル

▼ 装着



ノブがダークシルバーなので、フードはステンレスで削り出し、 素材色を活かすことにした
狙い通り、似たような色になった。アルマイト加工も要らないので、即装着可能

▼ フード部



ん〜自然な風合い

▼ 歴代のハンドル変遷



こんなに何度もハンドルを変えたリールはない(笑)
左上・・・SOL製 '98 TD4000用
右上・・・'01 ステラ SW8000純正改
左下・・・CCM製 適合不明品
右下・・・SOM製 AG45 + シーゲート純正アーム + ワンオフパーツ

余り物のハンドルのお下がりを、あれこれ付けてきたけど、それも今回で終わりやろ

「'02 カルディア 3500改 4000」のスペックは コチラ へ。


 2023.09.27 '99 ステラ 16000PG スプール加工

▼ 左:純正スプール/右:ADTスーパースプール



巻糸量/純正スプール:PE6号×300m+ナイロン140lbリーダー×3m
巻糸量/ADTスプール:PE8号×300m+ナイロン140lbリーダー×3m


純正スプールはキハダやヨコワ用。ADTスプールは、クロマグロやGT用。

▼ ADTスプールにヴァンスタール風の長穴加工したあと再アルマイト



▼ 再び全員集合〜



再アルマイトは、色変えなしのブラック・アルマイト

▼ 装着



▼ 全体像



渋い

「'99 ステラ 16000 ADTスーパースプール仕様」のスペックは コチラ へ。


 2023.09.26 '01 ステラ 8000 スプール加工

▼ 左:純正スプール/右:ADTスーパースプール



巻糸量/純正スプール:PE4号×270m+ナイロン60lbリーダー×10m
巻糸量/ADTスプール:PE5号×270m+ナイロン70lbリーダー×10m(または80lb×3m)


純正スプールは近海のブリやヒラマサ用。ADTスプールは、トンジギやヒラマサキャスティングにちょうど良い。

▼ ADTスプールにヴァンスタール風の長穴加工したあと再アルマイト



▼ 全員集合〜



再アルマイトは、「超・薄・ステンカラー」という微妙なオーダーを聞いてもらった

▼ 装着



▼ 全体像



良い感じ〜

「'01 ステラ 8000PG ADTスーパースプール仕様」のスペックは コチラ へ。


 2023.09.25 '95 ツインパワー2000XTを大改造

▼ スプール切削加工



「ダイワ '19 レグザ LT3000D CXH」のスプールのスカートを短く、エッジも僅かに小径に。

▼ 更に側面に2列穴加工



▼ 再アルマイトして組付け



▼ 完成



「'95 ツインパワー2000XT」改め、名付けて「レグザ・ツインパ LT3000D CXH」

● スプール・・・レグザ3000番 純正品を加工
● ドラグノブ・・・レグザ3000番 純正品を加工
● ハンドルアーム・・・アルテグラ2000番 純正品
● ハンドルノブシャフト・・・製作
● ハンドルノブ・・・魚心観製ノブ

3枚ドラグになった分、ドラグ性能は大幅にパワーアップ
しかし、ドラグ性能にボディ剛性が付いていかず、4kgそこそこでローターが歪んでギブアップ(笑)
とはいえ、スーパーライトゲームには十分過ぎるほどのスペックに進化した


▼ 因みに、これが着手前。もはや別物




「レグザ・ツインパ LT3000D」のスペックは コチラ へ。


 2023.07.09 キャタリナ BJ 100H-L/ ハンドルカスタム

3月に作業して、インスタにも投稿したネタだが、ここでは詳しく

▼ 「ダイワ キャタリナ BJ 100H-L」



PE0.8号が200~300m巻けて、巻取り長さが60~80cmの小型両軸リールを何台使ってきただろうか・・・。
用途は、カワハギ、ティップラン、タイラバ、マイクロジギングなど。それこそ何十年も考察して辿り着いた答えが、
「巻取り長さ=70cm」だった。もちろんこれは「俺の好み」以外の何モノでもない。

考察要素の元となる釣種は、主にティップランとタイラバだった。ティップランについては、とにかく扱い易さ。
シャクリと巻取り長さが合わないと穂先にラインが絡んで、最悪ティップが折れる。なので、ティップランでは、
ロッドの長さや硬さ、自分のシャクリ幅、リールの巻取り長さ、この3つの要素がバッチリ合うバランスが命だった。
もう10年前になるが、この時出た「答え」は、巻取り長さ70~78cmだった。


そして次の10年は、タイラバで考察を続けた。考察要素は、食わせやすいスピード、ファイトしやすいギア比、
そして、空での回収速度だった。まず、食わせるスピード。これは自身のリズムとの兼ね合いになる。
俺の場合、若い頃打ち込んでいたシーバス釣りの基本速度が基準になる。これも10年間以上、
合計=1,000回以上の釣行回数になるだろう。だから、いつでもこの巻取りスピードを再現できる。
というのが前提で、「今は早め」、「今は遅め」という使い分けが可能となる。次にファイトのし易さだが、
これは主に70cm以上の大鯛やメジロやブリが掛かった時の体のしんどさのことである。
ハイギアで短いダブルハンドルだと指や手の腹、腕も、オマケに心もクタクタになる。なので大物がヒットした時でも
疲れ過ぎない「やや低めのギア」のリールがビッグ・ファイト時に扱い易い。という結論に至った。
最後に、オマケのような話に聞こえるかもしれないが、空回収についてだ。10~20人で行く遊漁船の釣りでも、
2~3人のプレジャーボートでの釣りでも、「はい上げて」ってなった時に自分が最後になるって嫌なもの。
なので毎回最後になるような「ローギアなリール」は避けたい。と思ったわけね。
これらの要素をまとめると、巻取り長さ65~70cmという答えが出た。


そして、ティップランで出た答え(70~78cm)と、タイラバで出た答え(65~70cm)の
最適公倍数(的な?)が、「巻取り長さ=70cm」という黄金長さ(笑)に辿り着いたわけである。


前置きがメチャクチャ長くなったが、今回は巻取り長さが71cmの「キャタリナ BJ 100H-L」の話。

▼ シングル・ハンドル化のために用意したパーツたち



これも「自分」と「道具」のフィッティングの話になるが、タイラバでもティップランでもハンドルは「シングル」に決めている。
今回用意したのは、
● ハンドルアーム:アベットSXJ/純正ハンドルアーム・・・加工
● ハンドルノブシャフト・・・製作
● ハンドルノブ:スタジオオーシャンマーク/AG41
これらを合体させて、


▼ 完成



▼ 装着



アベットのハンドルナットリテーナーに合わせて、11mm頭の市販ナットを装着。
ホンマは7/11インチ頭のナットやねんけど、ほぼ11mmなんでOK 自然な感じに仕上がった

▼ BEFORE



▼ AFTER



GOOD

▼ 現在、タイラバのエースリール「ダイワ/バサラ 100L」と



同じ感覚で使いたかったので、できるだけバサルに合わせてみたら、完成重量差=2g
という奇跡的な仕上がりになった


「ダイワ バサラ 100L」のスペックは コチラ へ。
「ダイワ キャタリナ BJ 100H-L」のスペックは コチラ へ。


 2023.04.28 エンブレムZ 3000iA 他/ハンドルカスタム

▼ 「ダイワ エンブレムZ 3000iA」



1997年発売・購入。サイズは、統一された現代規格で言えば 5000番クラス。
ヒラスズキやシイラ、青物などのショア・ゲームで活躍し、2010年ぐらいに引退。


▼ 「ダイワ エンブレムX 3500iA」



翌1998年発売・購入。3000番と共通のボディに3500番のスプールが装着されたモデル。
ショアの釣りからオフショアの釣りに関心を持ちだした頃である。まだPEラインがない時代だったので、
ナイロン・ラインでジギングしたり、遠投したりして、大物がヒットしては、よく切られてたなぁ。


引退後は使い道がなく、長い間眠っていたが、ボートでのカレイ釣りにちょうど良く、再び使うようになった。
船カレイはちょい投げなので、投げカレイ用のリールは必要ないし、ジギング用のリールも大袈裟なのである。
使い易いサイズだが、25年前のリールなので、さすがに古臭い。なので気分一新、リニューアルすることにした。


▼ スタジオオーシャンマーク初期のパワーハンドル(TD4000用)



このままでも問題なく付くのだが、少し大きいので、これをベースに改造することに。
リールにジャストフィットしたオフセットにしたいので、ハンドルシャフトとフードを製作


▼ ハンドルシャフトキャップも製作



▼ シャフト類はステンレス、フードとキャップはアルミの削り出し



▼ アルマイトして装着



▼ 完成



左(3000iA)のハンドルアームは後日シャンパンゴールドに色変えして完成予定。
第二の人生(?)を歩み出したヒストリック・リール2機。
もうすでに何匹もカレイを釣っているので「入魂済み」である


「ダイワ エンブレムZ 3000iA」のスペックは コチラ へ。
「ダイワ エンブレムX 3500iA」のスペックは コチラ へ。


 2023.03.11 ザウバー 3000 / ハンドルカスタム

▼ 「リョービ ザウバー 3000」



現在は釣具部門からは撤退しているリョービ。かつては幾つものヒット作があった。
投げ釣りのプロスカイヤーシリーズ、ルアーフィッシングのサファリシリーズは名作であった。
また、マミヤOPの大ヒット作、マーフィックスの販売を引き継いだこともあった。
2000年に釣具部門を上州屋に引き継ぎ、業界から完全撤退した。
※海外向け製品として「バリウス」というリールを見かけることはあるが詳細は不明


そして上州屋から発売された、おそらく最後のリールが「ザウバー」シリーズだったと記憶している。
小型スピニングとしては多めの8BBのスムーズな回転、3枚ドラグワッシャーによる安定のドラグ性能。
2005年頃、最後のシーバス用に購入。歴代のシーバス用リールほどの使用頻度はなかったが、
おそらく1,000匹程度は釣ったであろう。引退してからは、湾岸タチウオで年に数回使う程度だったが、
近年、ボートからキャスティングで狙うヒラメ、マゴチ等のフラットフィッシュ・ゲームに使うようになった。
で、リメイクでイメージ・チェンジできないかと思うようになったわけだ。


▼ 魚心観製のハンドル「BASSART(バサート)」



色目が近いから似合うとは思うが、もちろんこのままでは付かない。
このハンドルはネジ込み式、ザウバーは六角棒の差込式だ。


▼ ハンドルシャフト製作中



▼ 完成



▼ ザウバー3000 カスタムハンドル完成



違和感=ゼロ ノブの回転も滑らか
これで気持ち新たに使える 気分も肝心やからね


▼ 後日、宝箱にあったノーブランドのノブに交換



ちょうど色目の合うノブを発見したので交換して、更に握りやすく、回しやすくなった

「リョービ ザウバー 3000」のスペックは コチラ へ。


 2023.03.11 オシアカルカッタ / ハンドルカスタム

▼ 「'12 シマノ オシアカルカッタ 201PG」



1991年に本格的バス用両軸リールとしてデビューした「カルカッタ」
ワンピースマシンカットフレームによる剛性の高さと、滑らかな回転性能、見た目の美しさなどから、
世界中から注目を浴びることとなった。その後、様々なモデルが誕生し、大きく分けると、
バス用の「カルカッタコンクエスト」と、海水モデルの「オシアコンクエスト」に落ち着いた。


「オシアカルカッタ」は、船用コンパクト両軸リール最高峰「オシアコンクエスト」の廉価版。
ステラに対してのツインパワー、ソルティガに対してのキャタリナ的な感じ。


「'15 オシアコンクエスト」の上位モデルにあたる「'20 オシアコンクエスト リミテッド」には
フォールレバーが搭載されたが、コロナの影響か、すぐにラインナップから姿を消した。
「'12 オシアカルカッタ」も最終モデルではあるが、現在は販売されていない。


45mmのショボい純正ハンドルをなんとかしたく、ガラクタ(宝の山?)をあさってみた(笑)

▼ 左=GSK(魚心観)製ハンドルノブ/右=CCM製ハンドルアーム



これらを使って、幻のコラボを。良いものができそう

▼ ハンドルノブシャフト製作



CCM製ハンドルアームと、魚心観製ハンドルノブを取り持つパーツである。
ノブ内部には「5*8*2.5」のベアリングを2個内蔵できるよう、専用設計のシャフトを作る。

▼ でけた 仮組みして回転確認



▼ 再アルマイトして、オシアカルカッタ カスタムハンドル完成



名品再生完了GOOD

最近は何でも軽量化って感じだが、ある程度重さや大きさがあった方が良いこともある。
例えば、鯛ラバで、アタリが出た瞬間に小さなハンドルノブが手からスッポ抜けて、乗らんかったたとか、
小さなダブルハンドルで大鯛や青物と長期戦となり、親指の腹が攣ったとか・・・。
だから俺はシングルハンドル


「'12 シマノ オシアカルカッタ 201PG」のスペックは コチラ へ。


 2023.01.13 アルテクノス CCM N12/レストア

▼ またまた「とある N12」



このコーナーで何度も取り上げてきた「N12」。アルテクノス製アルバコア12をCCM師匠が大改造した名機だ。
ロングセラーの「アルバコア12」。度重なるアルバコア自体のマイナーチェンジに、CCMによる進化・改良が重なり、
歴史を紐解けば、いろんなタイプの「N12」が存在する。このN12の特徴は、


・ CCM手作りのナローフレーム
・ 大穴貫通8孔タイプのガリック・ハンドルノブ
・ 少し穴の大きいドラグ・ポジションプレート
・ 右サイドプレートが薄いタイプのアルバコア


といったところ。推測するに中期の頭あたりのモデルか ゆうに20年以上前のものである。
因みに俺のN12は17年ほど前に購入した最終型をベースに少しずつ手を加えてきたものだ。


入荷した時はゴリ感が酷く、ギア交換も懸念されたが、全てのボールベアリングの交換したらスムーズな回転が復活した。
MRKドラグが干からびて、不安定になっていたドラグも、保湿・メンテナンスすることで本来のポテンシャルを取り戻した。
そして、ここからが、より使い良くするためのファイン・チューン。まずは、いつものリールフットの加工から。


▼ ノーマル形状だと日本規格のリールシートに入らない(またはフィットしない)



▼ 収まり具合を見ながら、少しずつ手削り うまく収まった



▼ 再アルマイトして取付完了



アルマイトの被膜があるのとないのとでは、表面硬度が全然違う。
アルミ素材の強度アップ、腐食防止に、アルマイト加工は不可欠

さて、続いてはスプール。激しく腐食しとる


▼ 塩分が残っていると電蝕が進みやすく、生地が剥き出しになったところから更に浸食が進んでいく



こうならないために、釣行後の塩抜きは入念にやっておいた方が良い。
他の片付けをしてる間、スプールに水道の水をかけっぱななしにしておくだけでOK


▼ これ以上の浸食は避けたいのでブラックアルマイト加工



オリジナル形状を尊重したいので、今回は切削加工はなし。
これでダメなら可能な限り腐食箇所を切削・研磨してから再アルマイトするしかない。
頼む浸食よ、止まってくれ


▼ 続いては旋盤でパーツ作り



▼ でけた



▼ 右サイドプレートの内側。「ココ」に入る部品



これはドラグレバーの操作フィーリングを変えるためのパーツ。
「ドラグ=0」ポジションからのドラグレバーの空転域をなくし、且つ効き始めをマイルドにするのが狙い。
このアルバコアはサイドプレートが薄い分、スペースに制約が多かったが、試行錯誤の末、ベストな設計に。
そして、狙い通り、フォール・スピードが調整しやすくなった
落とし込み釣りで、ベイトを掛けたあと、ゆっくりフォールさせていき・・・
食ったら「ドラグ=ON」 これを楽しむために行なった改造です
※現在のアルバコアやゴリラには不必要な改造です。


▼ 後日、更に部品製作



▼ 落とし込み特化型ドラグプレート(ドラグレバーストッパー付)



ドラグ初動域のクリック穴を減らすことにより、フォールスピードを無段階に調整できる

▼ 左サイドプレートとスプール。ドラグはMRK(集積コルク)仕様



コルクドラグは強力なドラグ力を発揮し、調整も容易だが、効きがややピーキーになりがち。
カーボンドラグ、コルクドラグ、それぞれに良さや特徴があり、好みが分かれるところである。


▼ 完成



名機復活←そんなテレビ番組があったような・・・
結構手間暇掛かったが、これで、フル・ポテンシャルの状態で釣りの現場へ送りだすことができる
良い道具は、長く付き合ってもらいたい。


「アルテクノス CCM改 N12-EV」のスペックは コチラ へ。


 2022.08.17 '04 カルコン/本体Bシャフトツマミ製作

▼ シマノ 「'04 カルカッタ・コンクエスト 1001F」



現存する「ふくろうコレクション」の中で唯一の国産・メタル・両軸リール。
発売とほぼ同時に購入したので、かれこれ17~18年使ってる。
ヒラメ、タチウオ、サビキと、ライトゲーム中心に、その用途は幅広い。
型番は、右巻きが「1000F」、左巻きが「1001F」となる。


▼ ドラグは購入直後からCCMのPTFEドラグに変更して使っている



PTFEの「売り」は滑り出しの滑らかさ。口の柔らかいアジ類の釣りにも安心して使える。
PTFEに油分、水分は御法度なので、常にドライ・コンディションを保つ必要がある。


▼ スプール左側の樹脂製カラーは・・・



▼ ステンレス製ベアリングに換装



安いリールには樹脂カラー、高いリールにはベアリング、というのが国産メーカーお決まりのやり口。
昔から樹脂カラーからベアリングに換装するのは定番のファイン・チューンだった。
なので、樹脂カラーを見るとベアリングに換えないと気が済まない(笑)
ベイトキャスティングモデルなら、飛距離アップに繋がるが、このリールは
バーチカルな釣りにしか使わんので、なんの変化も体感できませ〜ん


てな具合に、見えないところにも愛情を注いできたカルカッタに、遂に引退の危機が

▼ 赤〇のツマミが壊れた



このツマミを緩めると反対側のカップが開き、メンテナンスしやすい構造になっているのだが、
ネジ部に塩が噛んで、固まって、緩めた途端にネジが舐めてしもた これが壊れると・・・


▼ このフタが開きっぱなしになってまう



もちろん、こんな状態では使えない。早速、「22番:本体Bシャフトツマミ」という部品を発注。
値段は300円なり。なのだが・・・案の定の廃盤 やっぱり・・・。


なので、丸棒から、この特殊形状袋ナットを作ることに

▼ 旋盤で外径、内径、ネジ切り加工



▼ フライス盤で頭にマイナスの溝加工



▼ 完成



左=ふくろう作、右=純正品。色々考えた結果、敢えてシンプルな造りにした。
なぜなら、同じものを作っても、いつか必ず同じ壊れ方をするし、
そもそも、手ネジで簡単に開閉できる必要も必要自体ない!と俺は思うから(笑)
ネジ舐め対策としてステンレス製に変更。外してネジ部に注油しやすいように脱落防止設計も廃止。


▼ 装着



▼ ネジの頭はマイナス形状



延命完了 これでまた暫く使えそう ネジ部はM2.2という極細規格なので、締め過ぎは厳禁

「カルカッタ・コンクエスト 1001F」のスペックは コチラ へ。


 2022.03.26 ゴリラ 12C スプールロック製作

▼ 「アルテクノス ゴリラ 12C / CCMチューン」



2009年にリリースされたイタリア版「N12」=「アルテクノス ゴリラ 12C」。
N12より5mmワイドで、N12より1号太いPEラインが巻けるぐらいのラインキャパである。
ゴリラ・シリーズならではのツインドラグにより、最大ドラグ=18kgを誇る。


先に紹介した「N12用 スプールロック」。ハンドル側サイドプレートの構造は、ほぼ同じなので、
ロックボタン、ロックシャフトなどは、ほとんどそのまま付けれた。しかし、スプールが全く違う


▼ 「ゴリラ 12C」のスプール(ハンドル側)



もちろんスプールロックの穴はない。小さな穴はアラートブザーを鳴らすための窪み。
こんな穴ではスプールを止めることはできない。ということで大改造が始まった


▼ まずは改造の邪魔になる不必要な部分を切除



▼ スッキリ これでスペースは確保できた



▼ 続いては、ロックディスクの製作



▼ おおかたの形が出来上がってきた



▼ スプールとロックディスクは最強のブラックアルマイト仕上げにして合体



スプールとロックディスクは内部で頑丈にロックしているので絶対空回りはしない
4本の小ネジはスプールからロックディスクが抜けないようにしているだけ


▼ ビフォーアフター。左=ノーマルスプール/右=カスタムスプール



▼ 組立てて、完成



▼ 「N12」と同じく、「アラートブザーノブ」が「スプールロックボタン」に



▼ ブラックアルマイトにより、強度も対腐食性も向上



成し遂げた〜 これは正直・・・大変やった でも納得いくもんができた

「アルテクノス ゴリラ 12C」のスペックは コチラ へ。


 2022.03.26 CCM N12 スプールロック製作

▼ 名機 「CCM N12」



「アルテクノス アルバコア12」をCCM師匠がスペシャル・カスタマイズしたナローモデル。
様々なオプションがあった中で、現在、非常に重宝しているのが「スプールロック機能」


▼ このボタンを押すとスプールが完全ロックされる



元々、愛媛のクダコの難所で開発された「N12」。強烈なカケアガリで根掛かりした際、
即座にスプールをロックし、ラインを切るための心強い機能なのだ。


▼ N12のスプール



N12のスプール側面には10箇所、半円状のザグリ加工が施されており、ボタンを押すと
この半円穴にスプールロックシャフトが入り、スプールが完全にロックされる。
因みにスプールロックなしのリールであっても、アラート機能は問題なく作動する。
そのための半円状なのだが、こういう設計力がCCM師匠の凄いところなのだ


現在、明石をホームグランドにしている俺。明石海峡東西の難所でジギングやノマセ釣りをする際、
スプールロックは、なくてはならない機能となっている。大潮の急流時には5~7ノットの激流となるため、
根掛かりした場合、フルドラグにしてもラインの流出は止まらず、危ない経験をした人も多いだろう。


前置きが長くなったが、今回は「スプールロック機能の付いていないN12」の話

▼ とある 「N12」



▼ ノーマルでは、このノブでアラート(ブザー)をON/OFFする



▼ スプールは「スプールロック対応」の形状になっている



ということで、CCM師匠にアドバイスをもらい、作ることに

▼ まずは旋盤加工から




▼ 引き続きフライス盤加工



▼ ボタンの仕上げ作業中



見えてる刃物は、ボタンの頭に丸い窪みを作るための特大ボールエンドミル。
この刃物だけで何万円もする どうしても指にフィットするボタンにしたかった

▼ 出来上がったアルミ製品をアルマイトに出して・・・組付け完了



はい、なんも変わりません・・・でも、よ〜く見ると・・・

▼ アラートブザーのノブがスプールロックボタンになってるのだ



▼ 別アングルで これが今回こだわったボタンの凹み



▼ 俺のN12は「赤アルマイトボタン」に変更



▼ 製造から16~17年を経て、リニューアルしたN12たち



「CCMイズム」を継承し、これからも、まだまだ現役リールとして活躍し続けるだろう。

「アルテクノス CCM改 N12-EV」のスペックは コチラ へ。


 2022.03.01 アルテクノス ゴリラ 12C リールフット加工

連日の強風で釣りも中止続き 好天の釣行チャンスの日に限って用事や仕事で行けず
年度末の雑用に追われながらも、モノづくり依存症が なので軽めに・・・

▼ 今回は俺の「ゴリラ 12C」




サイズ的には、N12<12C<12 で、N12同様、ブリやヒラマサ、小型のマグロなど、近海で幅広く使えるリール。
性能面では完成された逸品であるが、CCM製ハンドルノブ(スフェーラ)とドラグポジションプレートを装備し、
より扱いやすい仕様になっている。このリールを国産FUJI製リールシートに装着することはなかったのだが、
流行りの「トンジギ」に使ってみたく、太めのベイトジギングロッドにも装着できるようにしておくことにした。


▼ フライス盤でリールフットの手前の側面を切削



細身の国産リールシートに装着することはないので最小限の切削で。

▼ 試着



問題になりがちな、手前の足もキレイに収まった

▼ 再アルマイト処理後、リールに組付



手前の足の幅が、ほんの少しだけ狭くなった。



出来上がり

手削りで曲面を整えるのは骨が折れるが、今回の作業は機械加工なので楽ちん。
リールとロッドを常識的に組み合わせれば、これでフィッティングで困ることはないだろう


話は変わるが・・・俺の12Cは、左のサイドプレートを「旧ゴリラ仕様」にしている。
自分で区分しているだけだが、ゴリラの変遷はザックリ言えば、
・ 前期=「アルバコア・ゴリラ」 ※旧型プリセットノブ
・ 中期=「ゴリラ」  ※旧型プリセットノブ
・ 後期=「ゴリラ」  ※新型プリセットノブ
となる。このマイナーチェンジに伴い、内部構造も若干異なる。

▼ 後期のゴリラに中期のサイドプレートを装着したデチューン(?)モデル




「人間工学に基づいた設計により、手の平にフィットする」という謳い文句の新型のプリセットノブ。
人それぞれだとは思うが・・・俺は、旧式のノブの方が見やすいし、使いやすい。

以上、マイ・ゴリラのお話でした。

「アルテクノス ゴリラ 12C」のスペックは コチラ へ。


 2022.02.10 アルテクノス ゴリラ 12C ギア流用

▼ とある「12C」



外観はキレイなのだが・・・ゴリ感がエグい
ステンレス製のギアなので、元々、国産リールのようなシルキーさはないのだが、これはもはや故障レベル。
ということで、とりあえず分解・点検


▼ ピニオンギア



ゴリ感の原因はコレ。全周に渡って傷が。ちょうどドライブギアの形でめり込むように傷が入っている。
試しにダイヤモンドシャープナーで段がなくなるまで磨いてみたが、まるで改善されず。
もはやギア交換以外に再起の可能性はない


とは言え、部品は簡単に手に入る訳ではない。
そこで、希少な「ゴリラ 12」用のピニオンギアを加工して流用することに。


▼ 「ゴリラ 12C」と「ゴリラ 12」のピニオンギアの比較



▼ 2cmほど長い「ゴリラ 12」のピニオンギアを切削加工



▼ 全長を短く、キー面は延長して、出来上がり



▼ ドラグを締めるとスラスト方向にエネルギーの掛かるピンにもダメージが



▼ 同規格のピンに交換



▼ アラートディスクの穴にバリが出て、シャカシャカと異音が出やすくなっていたので・・・



▼ 面研して、ささくれを除去



▼ ピニオンギアとアラートディスクを装着



▼ ドライブギアも交換(左=旧/右=新)



見た目には傷んでいなそうだったが、念のために交換することに。

▼ 右サイドプレートセクションをOHして組付け



▼ 全ての組み立てて完成 回転は・・・おぉ〜めっちゃ滑らか〜



▼ 引き続き、なぜか傷だらけのリールシートを・・・



▼ 傷取りついで(?)に、またもや2時間手削り



自然な曲面に整えつつ、「FUJI製リールシート対応型」に

▼ 再アルマイトして完成



これで、ほとんどの国産ロッドに付くはず。

▼ 応急的ではあるが、ドラグレバーストッパーを装着



ドラグレバーのガイドピンとリリースボタンを外すと、レバーを戻した際に始点を通り越してしまうので、
ストッパーを設けて「FREE」ポジションでストップするように対策。


▼ 完成



新品同様のポテンシャルが復活
なんとか危機を脱することができた。

CCM師匠、アドバイスありがとうございました



 2022.02.08 シグラー/リールフット加工

強風中止で陸上勤務が続き・・・ここぞとばかりに道具いじり

▼ シグラーのリールフット



いろんな国のリールを見てきたが、これはだいぶ変わった形しとる。

▼ FUJIのリールシートに装着するとこんな感じ



全くフィットせん 無理やり締めたらリールシートのフードにかちこんで半壊れになった竿もある

▼ 現物合わせで「手削り」すること2時間



おぉ〜自然な曲線に

▼ 試着 GOOD



ばっちりフィットして、グラつきなし あ、裏側に関しては・・・

▼ クランプ取付用の足をフライス盤で切除して・・・



▼ ベルトグラインダーで面研。裏側はものの5分ほどで完成



▼ 再アルマイトして完成



▼ 装着



▼ 最初からそうであったかのような自然な仕上がり



▼ ロッドに装着



落とし込みタックル。手持ちの釣りなので、軽いシグラーがちょうど良い。

▼ 晩酌 酒の肴はアルテクノス「N12-EV」と「ゴリラ-12C」



ここで、この2機の話を。

「N12」は、アルテクノス製「アルバコア12」をベースに、
CCM師匠が「ナローフレーム」、「ナロースプール」を製作。これにより「アルバコア12」より
2cm幅の狭いナローモデルが誕生した。さらにステンレス製ドラグポジションプレートも製作。
ドラグレバーを加工し、スプリングとボールを内蔵。この組み合わせにより、
フィンノール・ライト・シリーズのような心地良いクリック感を伴うレバー操作が可能になった。
愛媛県クダコで開発された「N12」は、難所のカケアガリで根掛かりしても即座にラインカットできるよう
「スプールロック機能」も追加できるスプール設計になっている。
この機能は、現在、俺のホームグラウンドになっている明石海峡の激流のカケアガリでも重宝している。
ハンドル長はオーダーで変更可能で、俺は有効長=80mmでオーダーし、ガリックノブとセットされた。
このフル装備のN12が「N12-EV」である。入手して16年、このリールで何百匹釣ったことか
そして、数年ごとのベアリング交換とグリスアップで好コンディションを保っている。

アルバコア発売から長い時を経て、2007年に「ゴリラ・シリーズ」が発売される。
元々、抜群のドラグ性能だったアルバコアだったが、ゴリラはツイン・ドラグ化により、その性能を更に引き上げた。
そして、2009年のモデルチェンジととも、新たにラインナップされたのが、ゴリラ12のナローモデル「ゴリラ 12C」。
12Cの「C」はCCMの「C」と言われている。幅は、N12より5mm広く、ゴリラ12よりも15mm狭い。

巻糸量は、
・ N12-EV=PE5号×300m+ナイロン70lb×10m
・ ゴリラ-12C=PE6号×300m+ナイロン80lb×10m
で使用している。
ドラグスペックは、ライン満タンの実測値で、
・ N12-EV=約12kg(カタログ値=9kg)
・ ゴリラ 12C=約16kg(カタログ値=18kg)
と、強力かつ安定したドラグ・スペックを誇っている。

あ〜語った〜 そして、そこそこ酒が回ってきたところで思うのは・・・
落とし込み用のリールは、最終的には「ゴリラ-8V」が欲しいのよなぁ〜
13年前(発売された頃)に無理してでも買っておけば良かった〜

と、地中海の向こうのゴリラに想いを馳せながら、今宵も酒が進むのであった(笑)


「シグラー LGN」のスペックは コチラ へ。

「アルテクノス CCM改 N12-EV」のスペックは コチラ へ。

「アルテクノス ゴリラ 12C」のスペックは コチラ へ。



 2021.09.02 シーゲート 4500 オーバーホール

▼ 「ダイワ シーゲート 4500」



ソルティガ、キャタリナの下位機種。回転メカニズムは、昔ながらのシンプルな構造だが、
防水機構も備わり、ソルティガ、キャタリナとスプールの互換性があることが決め手となり購入。
当然、上位機種より遥かに安かったが、もう10年以上、近海ジギングの現場で活躍している。


スタジオオーシャンマーク製/ソルティガ用/ノーリミッツ・スプールを換装しているので、
ドラグ性能は、ソルティガをも凌駕している。回転フィーリングは昭和レベルだが、なんら問題ない。
そんな、俺にとっては数少ない国産のお気に入りリールなのだが、遂にゴリ感が限界に達した

▼ 早速分解。まずはスプールを外し・・・



▼ ローター、ワンウェイクラッチを外したところ。



奥に見えたベアリングは特殊サイズで「10×20×5」 。なんでそんなサイズ使うかね〜
このベアリングは少し前に交換したので問題ないだろう。となると、ピニオンギアか
とっくに生産終了しているギアだが・・・持ってるのよね〜


▼ 左=外したピニオンギア、右=新品のピニオンギア



気に入った道具は長く使う主義なので、ギア類は早めにストックしておく。
で、テスト的にピニオンギアを交換したが、変化なし。希少なピニオンギアは将来のため温存することに。
原因がピニオンギアでなければ・・・もうドライブギアしかない


▼ けっけっけ ドライブギアも持ってるのだ



▼ 清掃して、オシュレートギア部のベアリングも交換



▼ シンプルな内部構造。グリスアップしながら組付けていく。



▼ ドライブギア右側のベアリングも交換。実はこれも希少なベアリング。



2000年頃、シマノはARB、ダイワはCRBBという名で防錆ベアリングを搭載しだした。
窒化チタンを真空蒸着することにより表面を改質。硬度、防錆力を強化、耐久性を向上するというもの。
その頃、CCM師匠はSWBBの名前でインチサイズや大型ベアリングも防錆処理していたので、
よく買いに行ってた。この「9×17×5」のSWBBも、その頃購入した長期在庫品である。

▼ 完成寸前。黄色の四角で囲んだところは、装着が浅いので噛み込み破損注意



ソルティガ、キャタリナ、シーゲート、セルテートなど、スプール脱着の際に、スプールメタルの先端が
ドラグラチェットカップの四角穴を貫通していない状態でドラグノブを締めこんで、ラチェットカップを壊す話をよく聞く。


▼ 完成 そして、ゴリ感消失 これでまた10年は使えるかな



長く道具使うなら、悲しいかな、前もって部品を確保しとかなしゃあない
どないかならんかのぉ〜、ニッポンの釣り具事情。どないもならんわな〜


「シーゲート 4500」のスペックは コチラ へ。


 2021.08.15 フィンノール ロッドクランプボルト修正

▼ 2021年の盆休みは、緊急事態宣言に加えて、海上は連日こんな有様



前線が停滞して、豪雨に爆風続き・・・ こういう時はインドア活動 さて、今回のネタは・・・


▼ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B マットステンカラー・ふくろう専用・レフティカスタム」」



カスタム完成後、ロッドに装着しようとしたところ、ロッドクランプボルトとリールシートが接触して付けれない
原因は、リール製造上の公差(※公差=工学上許容される最大値と最小値の差)に問題があった。
ロッドクランプボルトの取付穴の左右の間隔に個体差があった。それもなかなかの数値・・・。

▼ 実際に測ってみると、1号機は 25.91mm。これなら、スレスレながら、1インチ(25.4mm)のロッドに取付可能



▼ 一方、2号機は 25.09mm。その差=約0.8mm これでは、1インチ(25.4mm)のロッドには取付不可能



0.8mmは、到底許容できる公差とは言えないが、今更どうしようもないので、現実を受け入れて、早速、修正。
旋盤やフライス盤を使えば容易に加工できるが、今回は「DIY風」に自宅にある道具でやってみた。

▼ まず、電動ドライバー(兼ドリル)のチャックで掴んで・・・




▼ ヤスリ(できればダイヤモンドシャープナー)を当てて研磨



スイッチON。右回転でロックし、片手で電動ドライバーを、反対の手でヤスリを持って研磨開始。
ヤスリを先端から根元に向けて移動しながら均等に削っていく(だいたいやけど)。
測定値に基づけば、ボルト外径=5.8mmを5.4mmにすれば良いのだが、できるだけ削りたくないので・・・


▼ 外径=約5.8mmのボルトを5.5mmまで削った



▼ 研磨により台形になったネジ山の角を、スコッチ・ブライト(不織布研磨材)で面取り



やらなくても問題なかったが、スコッチの上から、爪をネジの谷に入れる感じで数回なぞったら、
削ったネジ山の角がなだらかになって、ナットが滑らかに回るようになった。そして・・・

▼ 無事、装着完了





▼ 今回、自宅作業で使用した道具



これらの道具が各家庭にあるかどうかは微妙やけど、大袈裟な道具がなくても、なんとか修正できた。

以上、1インチロッドにギリギリ付けれなかった場合は、このような解決法もあるという提案でした。

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< フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B に関する記載 >

・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム T」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム U」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B ロッドクランプボルト製作」のログは コチラ



 2021.07.30 フィンノール ビッグゲーム リメイク

▼ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B レフティ・カスタム」



↑これは初号機。実は2号機もあるのだが、傷が多く、そのままでは使う気分にならない。
なので、大掛かりにリメイクすることに。作業に没頭するあまり、途中経過の画像が少ないが・・・

▼ 9/0 の純正ハンドルアーム。アルマイトを剥離し、3連の穴あけ加工が済んだところ



▼ ハンドルシャフト部の穴あけ、曲げ加工、バフ掛けが済んだところ



▼ アルミ・パーツはスプール以外、全てバフ掛け



傷や腐食が多く、全ては消せないが、そこそこピカピカに。
さらに、このあとのショット・ブラスト加工で、だいぶ傷が目立たなくなった。

▼ ショットブラスト後の再アルマイトでマットな仕上がりに



▼ 陰刻部はホワイト・レターにしてみた



このあと、分解時に破壊せざるを得なかったステンレスのパーツを製作

バラバラの部品を全て元通りに組付けて、遂に・・・

完成



▲ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B マットステンカラー・ふくろう専用・レフティカスタム」

名前、長っ(笑)



▲ CCM師匠の希少な「ワインドグリップ・ライトT」、ここで使わせていただきました〜



▲ スプールはブラストなしのレッド・アルマイト。渋い



▲ 陰刻部は、黒文字から白文字に変更

その他、フィッティング・パーツ製作など、苦労も多かったが、根気よくクリアして、
35年ほど前の傷だらけのリールが、装い新たにスペシャル・リメイク あ〜長旅やった〜

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< フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B に関する記載 >

・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム T」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム U」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B ロッドクランプボルト製作」のログは コチラ

・ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B ロッドクランプボルト修正」のログは コチラ


 2021.07.23 フィンノール 12-20 ライト ロッドクランプ

▼ 「Fin-Nor 12-20 LIGHT」



ドラグレバーストッパー製作、左ハンドル化、CCMパワーハンドル装着、ロッドクランプポスト製作と
改良や強化を重ねてきた「フィンノール 12-20 ライト レフティーカスタム」
しかし、ロッドクランプポストについては、柱の間隔が狭く、太さ=22mmのロッド専用となっていた。

▼ 以前、製作した「22mm専用のロッドクランプポスト」



強度もあり、コンパクトで良いのだが、できれば25mmタイプのロッドにも装着したい。
ということで、前作から設計を変更して、25mm対応のロッドクランプボルトを作ることにした。

▼ ステンレスの六角棒から、旋盤で、1本1本削り出し



▼ 「22~25mm対応 ロッドクランプボルト&ナット」完成



▼ 純正ボルトは、直径=4.7mm



▼ 今回作ったボルトは、直径=5.8mm。1mm以上太くなった。



▼ ワッシャーを挟んでロッドクランプボルトを装着したところ



▼ 直径=22mmのロッドに装着したところ




▼ クランププレートにフィットさせるため、専用ナットも製作



▼ 直径=1インチ(25.4mm)のロッドに装着したところ




▼ 使わない時はボルトの先端に保護キャップを装着



▼ 「フィンノール 12-20 ライト用 ロッドクランプボルト&ナット 2本セット」 ※保護キャップ付



部品交換に必要な工具は、

・純正スタッドボルトの取り外し・・・3/8インチのレンチ
・ロッドクランプボルトの取付・締付・・・8mmのレンチ


「フィンノール・ビッグゲーム 12-20 ライト用 ロッドクランプ・ボルトセット 2本組」、
現在、ヤフオクで試験販売中!



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< フィンノール 12-20 ライト に関する記載 >

・ 「フィンノール 12-20 ライト」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール ライト ドラグレバーストッパー製作」のログは コチラ
・ 「フィンノール ライト クランプポスト製作」のログは コチラ
・ 「フィンノール ライト 左ハンドル化」のログは コチラ



 2021.07.20 ビッグゲーム 2 1/2 B ロッドクランプ

▼ 「Fin-Nor BIG GAME 2 1/2 B」



左ハンドル化し、ビッグゲーム・シリーズの大型機種の純正ハンドルを加工・流用した「レフティ・カスタム」
今回は、このリール用のロッドクランプボルトの改良版を考えてみた。ビッグゲーム系は、ライト系と付き方が違い、
下部のフレームを、皿ボルトとダブルナットで上下から挟み込み形になっている。

▼ 純正のロッドクランプボルト&ナット




▼ 下部フレーム内側。赤〇部の穴から皿ボルトを入れる。



▼ 下部フレーム外側(下面)。赤〇部の穴から出たボルト足にダブルナットを取り付ける。



▼ 純正ボルトは 3/16インチ。実測すると 約4.6mm。細いのでよく曲がる。



ナットはインチ規格だが、狭くてモンキーが使えないため、3/8インチのレンチが必要。
対策としては、できるだけ太く、頑丈にしたいので、最初に試作したのはコレ。


▼ ナットを立ち上げて、ボルトでクランプを固定するタイプ。



しかし、左右の柱の間隔が狭く、1インチ(25.4mm)タイプのロッドに取り付けれない
どうしても、22~25mmのロッドに対応させたかったので、今回は「ボルト方式」でいくことにした。


▼ まずは皿ボルトの加工



▼ 取付時の収まりを良くするため、側面を少し削った皿ボルト



▼ 六角穴付の皿ボルトが、ピッタリ収まった



▼ リール側の制約があるため、これ以上太いボルトは使えなかったが、0.25mmだけ太くなった。



▼ 続いては旋盤加工。ボルト本体とクランプナットの削り出し



▼ 完成皿ボルトとスペーサーボルトとナットの三部構成になった。



▼ 組み合わせ図



▼ メインの柱となるボルト部分の太さは、1.2mm以上太くなった。



▼ 取り付けます。まず、下部フレームの内側から皿ボルトを入れる。



▼ 裏側から出てきた皿ボルトの足



▼ 皿ボルトの足に、スパーサーボルトを取り付ける。



▼ 皿ボルトが共回りしないように六角棒レンチで固定しながら、スペーサーボルトを締め付ける。



▼ 通常は脱着しない箇所なので、弱めの「緩み止め剤」を塗布しておいても良いね。



▼ 外径=22mmのリールシートに装着したところ




▼ 外径=25.4mmのリールシートに装着したところ




▼ ギリギリなので傷つき注意



外径=25.4mmのリールシートに装着した場合、ボルトとリールシートの隙間は紙1枚程度。
個体差もあると思うので、初めての装着時は慎重に。接触して傷がつく可能性あり。
(※ 25.4mmリールシートに入らなかった時の対策例は コチラ へ)




▲ 使わない時は、ボルトの先端にキャップを装着

部品交換に必要な工具は、

・下部フレームの取り外し・・・マイナスドライバー
・皿ボルト(純正)の取り外し・・・マイナスドライバーと3/8インチのレンチ
・ロッドクランプボルトセットの取付・・・3mmの六角棒レンチと8mmのレンチ


「フィンノール・ビッグゲーム 2-1/2用 ロッドクランプ・ボルトセット 2本組」、
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< フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B に関する記載 >

・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム T」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム U」のスペックは コチラ
・ 「フィンノール・ビッグゲーム 2 1/2 B ロッドクランプボルト修正」のログは コチラ



 2021.06.16 インターナショナルU 12T ロッドクランプ

▼ 「PENN INTERNATIONALU 12T」



アメリカを代表するリール・メーカー「PENN REELS」。「インターナショナル・シリーズ」は歴史も長く、
ペンのフラッグシップ・モデルとして、進化を続け、今もなお、トローリング界や大物釣り師の中では人気が高い。
インターナショナル12Tは、最小モデルで、PE8号〜10号を巻くのにちょうど良いサイズ。
ドラグを10kgオーバーまで強化してやれば、まだまだ現代でも通用するリール。

そこで、前回の「50ポンドクラス」に続いて、「12T」でもロッドクランプの強化版を考えてみた。



▲ ノーマルのロッドクランプボルトとナット

たいていはボルトの中腹で曲がっているか、曲がって廃棄されていることが多い。なので・・・

・ できるだけ強い材質で

・ できるだけ太く

・ できるだけ曲がりにくい形状

のものを作りたい。で、できたのがコレ↓



▲ 「インターナショナルU 12T用 ロッドクランプポスト&キャップボルト」



▲ まずはポストを取り付けて・・・



▲ クランプを付けて、キャップボルトで固定

外径=22mm〜25mmタイプのリールシートに対応。




▲ 外径=21.9mmのリールシートに装着した状態




▲ 外径=25.4mmのリールシートに装着した状態

バッチリ ネジ部の露出区間が短く、ポストとボルトの二重の強度で支持。
リールフットでも止めているので、キュッと締めればOK。プレートが曲がるので締め過ぎ厳禁!
プレートが曲がった場合は、万力とモンキー、またはモンキー2本で修正できます。
万が一、レスラー級のパワーでボルトを曲げてしまった場合も、市販のボルトなので、簡単に入手可能。

・純正のスタッドボルトの取り外し・・・3/8インチのレンチ
・ロッドクランプポストの取り付け・・・8mmのレンチ
・M5キャップボルトの締め付け・・・4mmの六角棒レンチ
が必要。



「ペン・インターナショナルU 12T用 ロッドクランプ・ポストセット 2本組」、
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 2021.05.24 フィンノール ビッグゲーム パワーハンドル

▼ 「Fin-Nor BIG GAME 2 1/2 B」



先日に引き続き、ビッグゲーム・ネタ。凄いリールなのだが、どうにかしたい箇所もある。
まずはハンドル。純正ハンドルのアーム軸間は、約59mmという短さ

▼ 左=2-1/2純正 / 右=9/0純正



そこで、コレクションの中から、ビッグゲームの特大モデル用の純正ハンドルを加工・流用することに。
特大モデルのアーム長は102mm。しかし形状が違うので加工しないとならない。まずは・・・

▼ ハンドルシャフトの穴あけ



▼ シャフトの形状・寸法に合わせて手削り



▼ 厚みも小ボルトの数も違うので、スペーサーを製作



▼ でけた 中心の大きな窪みに純正スペーサーが入る



▼ ハンドルアームに穴を開けて、各穴を両面から面取り



▼ ハンドルアームとドラグレバーが当たるので、オフセット曲げ加工



▼ 合体 ピッタリや 表からはほぼ見えんけど



▼ 装着の前に「左ハンドル化」の準備。カムギアの加工



ラチェット側も左巻き用に加工して、装着&組立
切削加工したハンドルアームは再アルマイトしてから装着。


▼ オフセット曲げした分、2mmほど短くなったが、軸間は100mmに延長



▼ 4本の取付ボルトはミリ規格の低頭キャップボルトに変更



「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム」完成
純正のノブも巻き心地は悪くないが、違和感なさ過ぎなんで、グリップも換えてカスタム感アップしたい

▼ 引き続き「ビッグゲーム 9/0」も左ハンドル化



▼ ハンドルアームの穴あけ加工&再アルマイト



▼ 「フィンノール ビッグゲーム 9/0/レフティ・カスタム」完成




ここまできたら、コイツ(ビッグゲーム 9/0)も、120~130mmのハンドル作るかぁ〜
これにて「ライト・シリーズ」および「ビッグゲーム・シリーズ」の左ハンドル化、ミッション完了


「フィンノール ビッグゲーム 2 1/2 B/レフティ・カスタム」のスペックは コチラ へ、

「フィンノール ビッグゲーム 9/0/レフティ・カスタム」のスペックは コチラ へ。


 2021.05.20 フィンノール ビッグゲーム ボルト製作

▼ 名機「Fin-Nor BIG GAME 2 1/2 B」



おそらく1980年代半ばのリール。最大の特徴は、そのドラグ機構。
ドラグレバーの先端のローレットボルトがプリセット調整ノブになっている。
これを回すと、その回転軸が90°変換されたシャフトが内部に入る。その先の小さなギアが、
リールの直径より、やや小さなギアに噛み合っている。この大型ギアの延長線にネジが切ってあるので、
プリセットノブを締めると2段階の回転伝達を経て、大型ギアが回転する。
大型ギア自体がドラグのブレーキディスクなっていて、その締め込み加減がドラグの圧着力となる。
ドラグレバーを動かすと、プリセットノブより作動角が大きくなるので、瞬時のドラグ調整が可能になる。

とまぁ、分解すれば一目瞭然なのでが、文章で書くとややこしい
よくもまぁ、こんな複雑なドラグ機構を考えたもんや・・・と感心するばかりである。
見慣れないドラグレバーの外観も特徴的だが、左側の景色も特徴がある。

▼ リアハウジング(左サイドプレート)



「FIN・NOR SINCE 1933」の刻印、このアメリカンな雰囲気が魅力的。
オーバーホールのために分解したのだが、塩ガミでどうしても緩まないボルトがあったので破壊

▼ 切断した残留ボルトを除去中



▼ 形状が特殊すぎるので、市販の六角ボルトの頭を小頭加工



▼ 更に頭のてっぺんにマイナス溝加工



▼ 完成 装着



これで、普通に分解して組立できる「当たり前の幸せ?」を取り戻した。
ネジ1本に、エンドミル(刃物)代、なんぼ使っとんねん ってな


 2021.05.13 フィンノール ライト 左ハンドル化

▼ 名機「Fin-Nor 12-20 LIGHT」



レバードラグリールの原点的存在のリール。誕生から35年ほど経っているが、
少し手を加えてやれば、まだまだ現役で通用するリール。
アルテクノス同様、その構造、性能、質感、剛性、使い心地に惚れて、一生使い続けたいと思うリールである。
なのだが・・・できれば・・・左ハンドルが欲しい と思い続け・・・遂に作ることにした



▲ フライス加工で逆転防止ギアを加工



▲ 同様に別サイズも加工(左=30ライト/右=50ライト)



▲ 左ハンドル用ブレーキディスクが完成

関連パーツも辻褄が合うように加工して・・・遂に・・・完成




▲ 「フィンノール 12-20 ライト/ふくろう専用・レフティ・カスタム」

30ポンド、50ポンドも左ハンドル化




▲ 「フィンノール 50 ライト/ふくろう専用・レフティ・カスタム」

ドラグレバーの向きも変更する予定だったが、構想通りにいかず断念 現在、解決策を思案中。
とりあえず、左巻きのフィンノールができただけでも満足。これで心地良く使える

「フィンノール 12-20 ライト」のスペックは コチラ へ、

「フィンノール 30 ライト」のスペックは コチラ へ、

「フィンノール 50 ライト」のスペックは コチラ へ。


 2021.04.22 フィンノール ロッドクランプポスト

▼ 「Fin-Nor LIGHT(フィンノール・ライト)」のロッドクランプボルト



直径=4.6mmのロングボルト、使ううちに、つい力が入り、多くの皆さんが曲げてしまう

▼ こんなふうに



こうなると、もう使えない。純正パーツはもう手に入らないし、こんなインチ規格のスタッドボルトも入手困難

▼ なので作ることに



▼ ローテク旋盤で、1本1本削り出していきます



▼ 完成 まずはショート仕様。構造的にも寸法的にも強度アップしているはず



▼ 装着 GOOD



▼ 「12-20 ライト」に装着 幅の問題で、リールシート径=22mmタイプ専用



▼ 「30 ライト」に装着 リールシート径=25〜30mmまで対応



▼ 「50 ライト」用はウインチ・ロッドとの組み合わせを想定して、ロング仕様を製作



▼ それを「50 ライト」に装着 リールシート径=29〜34mmまで対応



弱点となる細いインチネジ部は露出させず、アジャストボルトはM6の小頭ボルトを採用。
最小限のパーツ交換ではあるが、効果は絶大なはず。


▼ ミッション・コンプリート 愛機「Fin-Nor 50 LIGHT」



フィンノール 50 ライトのスペックは コチラ

▼ 今回の部品交換に必要な工具




・純正のスタッドボルトの取り外し・・・3/8インチのレンチ
・ロッドクランプポストの取り付け・・・8mmのレンチ
・M6キャップボルトの締め付け・・・5mmの六角棒レンチ
が必要。



「フィンノール・ライト用 ロッドクランプ・ポストセット 2本組」、
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 2021.04.21 フィンノール ドラグレバーストッパー

▼ 往年の名機「Fin-Nor LIGHT(フィンノール・ライト)」



画像は「30 ライト」 写りこんでる獣は、我が家・往年の名犬=通称「モップ」
この初期モデルが発売されたのは、おそらく80年代中頃あたりかと思われる。
製造されて35年ほど経つ年代物だが、少しドラグを強化して、まだまだ現役で通用している。

のだが・・・色々、気になる箇所もある。

▼ まずはココ ドラグレバーのストッパーボルト



ボルトの六角頭には保護キャップが被せられているのだが、経年劣化で切れて、2箇所とも残っている個体は少ない。
そして、むき出しになったボルトの角が、何度もドラグレバーと接触するうちにレバーに傷が刻まれていく。

▼ OFF側やFULL側、もしくは両方に、たいてい傷がある



▼ で、作ったのがコレ 「ドラグレバーストッパー」



完成してから、ネットで調べてみたら、何十年も前にCCM師匠が作ってた
まあ、そらそうやわな。あの人がこんなとこに気が回らんはずがない

▼ もうひとつ、別バージョンも



なんでって? ただの「趣き」です。OFF側にOリング付、FULL側にOリングなしを装着。
すると、OFF側は「トン」、FULL側で「カチ」と鳴る。ただそれだけ。ね? ただの「趣き」でしょ?

▼ 装着したところ@ 「OFF側」



▼ 当たり面は、こんな感じ



バッチリ OFF側は構造上パチンと戻るから、Oリングがあった方が良い。



面接触に近い線接触なので、Oリングなしでも傷は付きません それに僅かに安くつく

▼ ウチの「ライト兄弟」には全てに装着してます



手前から、「フィンノール 12-20 ライト」、「フィンノール 30 ライト」、「フィンノール 50 ライト」

▼ 交換に必要な工具



・純正ボルトの取り外し・・・3/16インチのレンチ
・ドラグレバーストッパーの取り付け・・・3/32インチの六角棒レンチ
が必要。



「フィンノール・ライトシリーズ共通 ドラグレバーストッパーセット」、
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 2020.12.24 エラン ワイドパワーU/ベアリング追加

この20年ほどの間に何台のタコ用リールを壊してきただろうか・・・。リールフットがちぎれたものや、
レベルワインダーが吹っ飛んだもの、内部がバラバラになったものなど・・・
いろんなリールを使ってきたが、「軽さ」 「丈夫さ」 「ドラグ性能」の三拍子が揃ったリールはなかなかなかった。
しかし、2017年、初めて三拍子の揃ったリールと巡り合った。「エラン ワイドパワー」だ。

▼ 「テールウォーク エラン ワイドパワーU 71BR」



最大ドラグ=12kg。ライン満タンでも、きっちり12kg出る。全てのリールが、こうであって欲しい
はじめて「タコ釣り用のリールは、使い捨てや」という概念を壊したリールであった。
しかし、それでも問題はあった。あ、ここでいう「問題」とは「改善策」のことである。

何回か釣りに行って、メインギアとピニオンギアを交換した。デカいタコを掛けた時や、
深場からノンストップで巻き上げる際、腕が辛いからだ。オクトパスU用のギアに交換し、
ギア比を「7.1:1」から「6.4:1」に落とすことで、巻上げの辛さは随分楽になった。

しかし、問題を1つ解決すると、また問題が。ノーマルグリップが小さくて掴みにくい。なので・・・

▼ 「10th Anv」用のハンドルに交換



カーボンアームにデカノブ。ある意味、これでベストなのでが、深タコはしんどくて、さらにパワーアップ

▼ 「CCM ガリックハンドルASSY」



ハンドル長が、75mmから80mmに延長され、かなり楽になった。

これで使い心地は文句なしになったのだが、今度はガタが気になってきた。
上級機種は「10BB+1RB」、ワイドパワーUは「4BB+1RB」。
10BBのうちは4BBは、ダブルハンドル内のベアリングなので、
実際のところ、上級機種は「6BB+1RB」、ワイドパワーUは「4BB+1RB」ってこと。

で、分解したのだが、このリール、EリングやCリングの類が多く・・・

▼ こんな工具や・・・




▼ こんな道具が必要になってくる



まあ、なくてもできんことはないが、やりにくい。
で、その甲斐あってかなくてか、ブッシュをベアリングに変更+1箇所追加できた。


▼ ウォームシャフト。またの名をオシュレートギアともいう。



▼ その両端をベアリング化



はい 。これで上級機種と同じ「6BB+1RB」完成 巻き心地の違いは・・・分からん
通常、ドラグ全閉で挑むタコ釣りでは、レベルワインダーに相当負担が掛かっているはずだが、
エランは「シンクロレベルワインダー」なので、さほど負担が掛かってないような気もする。
でも、きっと、耐久性は上がったはず そうに違いない という自己満ですわ

そういや昔は、スピニング・リールで、こういう「ベアリング追加」をよくやってたなぁ。
実際、「グレードの違いはベアリングの数だけ」というリールも多かった。


▼ ベアリング化したあとの残骸。こんなブッシュを置いてても使い道ないねんけど・・・



▼ 「CCM ガリック・ハンドル」 長年、使い回して、ここに落ち着いた



ひとまず、タコ釣りに最強・最適なリールとなった「エラン」ではあるが、あとは耐久性だ。
それは、年数を重ね、数千のタコを釣ったあとについて来る「答え」となる。期待したい。

テールウォーク エ「テールウォーク エラン ワイドパワーU 改」のスペックは コチラ へ。



 2020.12.13 アルテクノス ゴリラ12/オーバーホール

▼ 「アルテクノス ゴリラ12/CCMチューン」



イタリア生まれの大阪育ち。13年前、阿倍野のCCMで武装され、俺の元にやってきた逸品。
宝物リール No.2 ぐらいかな ほんのわずかな違和感が、前から気になっていたので分解。



▲ ザっとバラしたところ



▲ この大口径のツイン・ドラグが強力な制動力を生み出す



▲ スプール左部(ハンドル側)のベアリングを交換



▲ スプール右部(プリセットノブ側)のベアリングも交換



▲ ステンレス製ピニオンギア。バラしたついでに清掃。



▲ 焼き入れされたステンレス製ドライブギア。こちらも清掃。



▲ 今回は、いつもより硬めのグリスを使ってみた。



▲ ドラグポジションプレートに隠れて、いつもは見えないところに型番? シリアル?



▲ 完成 気になってた違和感もなくなった

アルテクノスを分解すると、いつも「こら、通常使用で壊れることはないな」と思う。
高いリールやねんから、そうでないとアカン。国産リールも見習って欲しい


「アルテクノス ゴリラ12/CCMチューン」のスペックは コチラ へ。


 2020.11.25 アベット LX ラプター/ハンドルノブ交換

ここのところ、強風の日が多く、さすがの瀬戸内/明石でも中止にせざるを得ない日が増えてきた。
いよいよ、年の瀬か・・・なので、この週末はボートを上架して、定期メンテナンス

▼ 釣りは中止。愛犬と陸から望む明石海峡大橋



その間に「小ネタ」を。

▼ またまた MADE IN USA の「アベット LX 6/3 MC Raptor」



名前の「LX」はサイズ。小さい順にS→M→L・・・という具合。「6/3」はギア比。
2スピードで、ハイギアが 6.0:1、ローギアが 2.8:1、略して「6/3」という表記になっている。
「MC」はマグネット・キャストの略。バックラッシュ防止のブレーキシステムまで装備されている。
ラプターシリーズはドラグがツインプレートになっていて、カタログ通りの強力なドラグ・スペックを叩き出す。

で、今回は、純正ゴム製ノブをアルミ製ノブに交換する作戦。

▼ CCM製 初期型ワインドグリップ(プロトタイプ)



色々出てくるでしょう〜 15年ほど眠っていたコレクションだが、ついに出番かっ
と言っても、もちろんアベットの純正ハンドルアームにポン付けすることはできないので・・・

▼ 部品製作



▼ でけた




まぁまぁか・・・ ちょっと迫力に欠けるなぁ。ハンドル・アームの穴・・・なんで1個だけなん
使い心地は・・・ めっちゃええやん この形状も「アリ」や しばらくこれでいこ


▼ でも、やっぱり、最終的にはこうなった




CCMパワーハンドルアームに、ワインドグリップライトTに換装して完全体に 最高

「アベット LX 6/3 MC Raptor CCMカスタム」のスペックは コチラ へ。


 2020.11.06 シグラー LGN パワーハンドル

▼ 「シグラー・リール LGN」 MADE IN USA



年に1台ぐらいはリールが欲しいなぁ〜と思い、1年悩んで、つい先日、購入し、検証開始。

まず気になったのは、ハンドルの重さ。分解すると、すぐに分かるのが、グリスのベタつき。
結構硬めのグリスが使われているので、油脂類のちょう度を落としてみた。
いつも使ってるグリスとオイルに変更したら、気にならないレベルに改善した。

次に、舶来リールに、ほぼ共通して言えるステンレスギアが噛み合っている独特の感触。
ステンレス製ストレートカットギアが採用されていることもあり、ゴリ感と回転ノイズは、相当デカ目だ。
とはいえ、釣果に関係ないので俺は気にしない。

個人的に、どうしても改善したかったのはハンドルのガタ。



▲ 純正のハンドルノブ

削り出しの屈強なハンドルアームに、手の平に馴染むハンドルノブ。
しかし、回転部分の樹脂カラーの立て付けが悪く、それが原因でガタが大きい

まずは、どうなってるのか純正ノブを外そうとしたら・・・ボキッ
ノブを取り付けしているアルミボルトに、めちゃくちゃネジロックが効いてて、あっけなくボルトが折れてしまった
電蝕錆防止のために、アルミボルトを使っているのだが、塑性域が掴みにくく、一気に破断してしまった。
おそらく、本来は熱や溶剤でネジロックを柔らかくしてから、慎重に外すものなのだろう。
ともかく・・・これで後に引けんようになってしもた アームにノブの軸を立てる構想を一晩練って・・・

▼ 翌朝から切削開始〜



NC出口さんの協力のもと、どんどん進めて・・・



少しずつ形になっていき・・・



▲ でけた モザイク入り



▲▼ 純正ハンドルに、「スフェーラ」の前作の「CCM製 ラウンド・コンビ」を装着



遊びなし スムーズな回転



▲ 全体像 「シグラー LGN/CCMカスタム?」 「ま〜ぼ〜ろ〜し〜

自称・CCM教ナンバーワン教徒の俺。CCMコレクション+部品製作で完成

CCM師匠に報告はしてるけど、これはCCM社が手掛けた製品ではありません。
師匠は隠居してますので、決して、CCM社に問い合わせはしないでくださいね



▲ 構成部品は、至ってシンプル

ドラグについては微妙。プリセットを上げていくと、スプールの回転も、ハンドルの回転も重くなる。
これは、構造上の宿命でもあるが、せっかく大きなカーボンドラグが付いているのに勿体ない。
カタログ上の最大値は15~16kgとのことだが、随分と手前で、この症状が出てしまう。
なんとか、この副作用の低減策を講じたいものだ。

当面は、
・ FREEポジション・・・ラインフリー
・ STRIKEポジション・・・ドラグ=3~4kg
・ FULLポジション・・・ドラグ=4.5~6kg
という、スプールやハンドルの回転に悪影響のない調整域にセッティングして使うことにした。

早速、現場で・・・



シェイク・ダウン。そして・・・



▲ 鰤 これぐらいの魚なら余裕過ぎるぐらいでした

「シグラー LGN」のスペックは コチラ へ。


 2020.10.26 アルテクノス N12 オーバーホール

▼ 「アルテクノス/アルバコア 12」をベースにCCMがナローチューンした「N12 エボリューション」



中心部のメインフレーム(赤い部分)とスプールの幅を狭くした特製パーツにより、ナロー化。
ドラグポジションプレートを装着するために、ドラグレバーもクリック方式に変更。
特注80mmアームのパワーハンドルと、スプールロックボタンを装備。
ゴールド一色のボディを赤金のツートンに。スプールは最も被膜が厚いブラック・アルマイト処理。

という、ふくろうコレクションの中でもぶっちぎりのこだわりが詰め込まれた逸品だ。
入手以降15年余り、ジギング、泳がせで仕留めた青物は数知れず

そんな国宝級のリールを先日、ラークのスッポ抜けで水没させてしまった
幸い、尻手ロープに救われたが、さすがにそのまま放置ってわけにはいかないのでオーバーホールすることに。



▲ ざっくり分解したところ。釣りから帰って、流水にドブ漬けしていたので塩はなかった。



▲ スプール左(ピニオンギア側)のベアリングは、ややゴリ感が出ていたので交換。



▲ スプール右(ドラグ側)のベアリングは、もっとゴリゴリしていた(交換)。



▲ 大口径のドラグプレート(左)と、カーボンドラグワッシャー。



▲ 屈強なステンレス製のピニオンギア。キレイに清掃



▲ 各部清掃したあと、グリスアップ



▲ 組み上げて完成 今回使った工具とケミカル品

使用工具・・・ヘックスレンチ(2.5mm、3mm)、+ドライバー(#2)、ベアリングプーラー用クリップ(笑)
使用ケミカル品・・・プレクション・グリス、ウレア系スプレーグリス、カーボンドラグ用グリス、オイルスプレー

分解すると、あらためて「質実剛健」を実感する。シンプルな構造で、高剛性。
国産リールのようなシルキーな巻き心地はないが、実釣におけるポテンシャルは最高レベル。
一生使い続けたいリールである。いや、間違いなく、一生使い続けるであろう。

この名機の存在が、のちの「ゴリラ 12C」の誕生に繋がった。入手が叶うなら「12C」も使ってみたいものだ。


「アルテクノス アルバコア 12」 改 「CCM N12 エボリューション」のスペックは コチラ へ。


 2020.10.06 スマック ベアリング交換

▼ 「ダイワ/スマック レッドチューン 100HL」



元々はカワハギ用に買ったのだが、今では、もっぱらティップラン・エギングや、鯛ラバに使っている。
そのため、ダブル・ハンドルも廃止。シャクリやすいようにシングル・ハンドルに変更。
これによって、ティップランでもシャクリやすく、鯛ラバでの大鯛や青物とのロング・ファイトも楽になった。

根魚ラバやメバルサビキにも使えて、ウルトラ・ライト・タックルの中では最も出番の多いリールとなったため、
その分、傷みも早く、何度もオーバーホールしている。そして、つい先日のティップラン・エギングで、
違和感を感じて分解することになった。違和感=スプールの回転に伴う異音とゴロゴロ感である。




▲ メインシャフトのベアリングも少し傷んでいたが・・・



▲ ピニオンギアのベアリングは錆々のゴリゴリ。原因は100%ココ



▲ ベアリング・ストック。この中からチョイスして・・・



▲ 上=ピニオンギア部、下=メインシャフト部を交換(右側は新品)。



▲ 完成快調 今回使った工具とケミカル品

ついでに軽く給油。ベアリングにはオイル、ギアにはグリスが基本だが、オイルにもグリスにも種類があり、
コツや例外もある。適材適所に適量使用することで、ベスト・コンディションが保たれる。

ミリにインチに、ベアリングの種類は年々増えて・・・もうちょい少ない種類で済まんかなぁ〜

「スマック レッドチューン 100HL」のスペックは コチラ へ。


 2020.07.26 シーゲート 4500のゴリゴリ感

▼ 2009年製 「ダイワ シーゲート 4500」



当時のダイワのジギング用スピニングリールでは、ソルティガ、キャタリナにつぐ位置付けだったシーゲート。

・ シンプルな構造だが、防水設計になっている。
・ 構成部品に旧モデルと共通のものがあり、長く使えそう。
・ ソルティガとスプールの互換性があり、戦闘スペックをソルティガ並みに進化させれそう。
・ リールの心臓部にあたる2つのギアの価格が、ソルティガの1/8の安さ(\2,100)。

などが、このリールを選んだ理由。実際、オーシャンマーク製のソルティガ用「ノーリミッツ・スプール」に
変更して、ドラグ性能はノーマルのソルティガのスペックを超えている。

しかし、この度「ダイワあるある」のゴリゴリ感が辛抱できないレベルに達したため、分解・点検した。



▲ 赤〇のOリングを外すとピンが抜け、スプールメタルが抜き取れる



▲ ローター取付ナットの中心には、防水パッキンが付いている



▲ ローターを外したところにも、防水パッキンが付いている



▲ 今回のゴリゴリ感の主な原因は、ピニオンギアのベアリングにあった



▲ 全部バラバラにして・・・



▲ 赤〇のピニオンギアベアリングを交換



▲ 清掃し、グリスやオイルを給油して・・・

全て組み上げて完成 ゴリゴリ感は・・・ほぼ治った。わずかに残るゴリ感の原因は、
「ドライブギア・ベアリング」の僅かなガタか、「ドライブギア」と「ピニオンギア」の摩耗かと思われる。
2つのギアはとっくに入手してあるが、もう少し今のギアに頑張ってもらうことにした



▲ 今回使った道具(ヘックスレンチは2mm、コンビネーションレンチは14mm)

「シーゲート 4500」のスペックは コチラ へ。


 2020.07.23 ステラのワンウェイベアリング

▼ 「'01 ステラ SW 8000HG 改 PG」



発売されて19年。所有するスピニング・リールの中で最高級かつ最高峰に君臨し、いまだ現役バリバリのステラ。
元々はハイギアだったが、ブリとのファイトがしんどくて、即、パワーギアに組み替えて使っている。

そんな愛機が昨日のジギング中、ヒットした際に、突然ハンドルが逆転 そのあとは終日、逆転しっぱなし
まぁ、相手がハマチだったので、ある意味、反転のスリルをも楽しみながら、10匹以上とファイトした

原因は、「シマノあるある」の「アレ」ですわ。まずは、大昔の「アレ」から。



▲ '95 ツインパワーの「アレ」

「アレ」とは、ワンウェイクラッチとか、インフィニットとか、アンチリバースベアリングなど、
多くの呼び名を持つ逆転防止部品のこと。因みにシマノでは「ローラークラッチ組」という名称になる。

「'95 ツインパ」なら、スプールを外したところにあるナットを外せば、ローターが外れて、
すぐに見えた「アレ」だが、「'01 ステラ」の場合、構成部品が多くて、なかなか辿り着かん




▲ スプールを外したあと、赤〇部の極細イモねじを外し、ベアリングガイドを抜き・・・



▲ 赤〇部のネジ2本を外し、オイルシール付の防水カバーを外すと・・・



▲ ようやくナットが見える。ナットの中にも防錆ベアリングを装備する凝り様。



▲ ナットを外すとローターが外れ、更にスナップリングと防水プレートを外すと・・・



▲ やっと見えた「アレ」 遠いっ



▲ 赤〇あたりに微量給油。 ※メーカーでは給油厳禁とされているので自己責任でね

動きにくくなっていた8つのコマが、スムーズに動くようになって復活
多量に給油してしまうと中心のスリーブとコマにまでオイルが回り、滑ってしまう可能性があるので注意。
メーカーが給油厳禁を謳っている理由はここなんやろね。



▲ 使った工具はこれだけ。今回は自宅に15mmのレンチがなかったのでモンキーで対応。

以上、リール・メンテナンス小ネタでした。

「'01 ステラ SW 8000HG 改 PG」のスペックは コチラ へ。


 2020.04.01 シーボーグ 400 FBe ハンドル加工

▼ 2005年に発売された、ダイワ「シーボーグ 400 FBe」



フロロ6号が300m巻けないので、フカセ真鯛(完全フカセ)には小さいが、
PE5号を300m巻けるので、コマセ真鯛にはちょうど良いサイズ。

性能には問題はないのだが、リール価格に対して、このハンドルはないでしょう〜
電動リールの釣りでは、ほぼ手巻きしないズボラな俺ですが、さすがに、このノブは・・・



引退してもらうことに。代わりに付けたのがコレ ↓



▲ スタジオオーシャンマークの初期のハンドル



▲ シャフトを外し、シーボーグのハンドルアームに加工・移植。



▲ でけた



▲ 装着 ハンドルナットの化粧カバーも温存



▲ 全体像。おぉ〜自然な風合い

「シーボーグ 400 FBe」のスペックは、コチラ


 2020.02.01 ソルティガ Z 30L ドラグ考察

▼ 2006年にジギング専用リールとして発売されたダイワ「ソルティガ Z(30L)」



発売されて、ほどなく購入し、長年愛用してきたのだが、最近、ドラグが弱くて・・・。
新品購入時は、ライン満タン状態で6kgあったドラグ値が、測定してみると、なんと2kg程度しか出てない
カタログデータでは、最大ドラグ=10kgとあるが、どういう状況でどうすれば10kg出るん
スプールに5回ほど巻いたラインを引っ張るとか 国産リールのドラグ値は車の燃費ぐらいアテにならん

で、これは、俺のだいたいのドラグ値に関しての捉え方なのだが、こういう風に仮説を立てるようにしている。
まず、カタログ値であれ、実測値であれ、最大ドラグは、ライン量=0の時の値とする。ソルティガの場合は、カタログ値=10kg。
そして、ライン満タンの時の最大ドラグを実測する。ソルティガは、新品時は6kgあった。
ヒット時を想定して、スプールにラインが半分程度巻かれている時の最大ドラグを、上記2時の中間値とすれば8kgになる。
この数字を「実釣時の最大ドラグ」とし、その半分の4kg程度なら、そこから強めても弱めても概ね安定した性能が発揮できるはず。
この値を「実釣時の最適ドラグ」とする。まとめれば、

@ライン0時の最大ドラグ=10kg
Aライン満タン時の最大ドラグ=6kg
B実釣時の最大ドラグ=(@-A)÷2+A=8kg
C実釣時の最適ドラグ=B÷2=4kg

ということ。

俺が近海ジギングに求めるドラグ値は4kgなので、ソルティガはニーズにあったリールである。という方程式ができていた。

しかし、この仮説に従って現状を推測すると、ライン満タン時の実測値=2kgという数字は新品時の33%。
もし、ライン量=0の時の最大ドラグも33%の3.3kgになってしまっているならば、

B実釣時の最大ドラグ=(@-A)÷2+A=2.65kg
C実釣時の最適ドラグ=B÷2=1.325kg

となり、これでは青物どころか、ヒラメやマダイすらも釣れないリールってことになってしまう
そこで、このリールが現役続行か、用途降格か、引退かを掛けて、ドラグ・ワッシャーの材質を考察してみた。



▼ 左から「純正ドラグ」、「クロスカーボン(細目)」、「クロスカーボン(荒目)」、「MRK=圧縮コルク」、「PTFE=フッ素樹脂」



これらを、単種や混合、湿式や乾式などで組んでみた。何十通りも試してみて、一番よかったのが、この組み合わせ。


▼ 「クロスカーボン(細目)とMRKのハイブリッド」



ドラグ・グリスを塗布した状態で組付けて、最大=5kgほどに復活した。新品時より17%ダウンしているとすれば、

B実釣時の最大ドラグ=(@-A)÷2+A=6.66kg
C実釣時の最適ドラグ=B÷2=3.33kg

にまで回復したわけだ。

この数字に納得はしていないが・・・ライン満タン時のドラグ設定=3kgぐらいで、もう暫く使ってみるか・・・。


▼ そもそもメイン・ギア径が小さ過ぎるのよなぁ〜



▼ 組み上げると、全てのボルトのキーが同じ方向に。こういうとこはキッチリしてる。



▼ 今回使用したグリス



・MRK・・・ダイワ/トーナメントグリスU
・クロスカーボン・・・ダイワ/トーナメントグリスV
・ギア、摺動部・・・PENN/プレシジョン リールグリス


「ソルティガ Z 30L」のスペックは、コチラ


 2019.12.23 シーライン 600 ベアリング化

現代ではボールベアリングが1つも入っていないリールなんて考えられないが、
長い歴史の中で、2個付き、3個付き、と増えていき、今では10個以上付いてるリールもざらにある。
昭和末期〜平成初期のリールの樹脂製スリーブを、よくベアリングに変更したものだ。
更に古い年代にあたる、この「1976年製 シーライン 600」ではスリーブが金属製。
スリーブもベアリングの一種ではあるが、それを、より回転性能の良いボールベアリングに変えた話。


▼ スプール軸を受けている左右のスリーブ(画像はハンドル側)



▼ 青銅製(真鍮製?)のスリーブをボール・ベアリングに変更



内径=4mm/外径=8mm/厚さ=6mmのスリーブの代わりに、4*8*3のベアリングを2個配置。
それがスプール軸の左右にあるので、「ノーボールベアリングリール」が「4ボールベアリングリール」に変身

ささやかな一歩だが、格段にスムーズかつ高精度になった・・・・・はず

「Sea Line 600」のスペックは、コチラ



 2019.11.13 Daiwa / Sea Line 900

▼ 1976年 発売 「ダイワ シーライン 900」



前回の「シーライン 600 のツイン・ラチェット化」に引き続き、「シーライン 900」にも挑戦。
が、フレーム構造の違いにより、ラチェット・ギア付近のフリー・スペースが少なく、思いのほか難攻する羽目に

▼ ノーマル状態



上記画像のように、どちらのストッパーを使うかを選択できる構造になっているので、
まずは使っていない右巻用のストッパーを外して、追加ストッパーの形をシュミレーションしていくのだが、
他の部品やネジ穴などに干渉せず、なおかつ正常に機能させるには、
ストッパーの支点もスプリングの止めピンも配置変えするしかなく、なおかつスペース的に制約が多い。

▼ ピンク部分を避けなければいけない



上記画像は失敗作。ここまで進めて、赤〇のネジ穴に干渉してしまった
その後も試行錯誤と数回の試作を経て・・・


▼ 無事、追加ストッパー装着



▼ 純正ストッパー(左上)が外れる位置で、追加ストッパー(右下)が効くように。



▼ 周辺パーツやネジ穴に干渉しない取り回しに苦労したぁ〜



▼ ツイン・ラチェット化で、ハンドル1回転=6コマから12コマに



今回も外観はなんも変わりません

「Sea Line 900」のスペックは、コチラ


 2019.10.26 Daiwa / Sea Line 600

ルアーフィッシングが普及して数十年。その歴史の中で、「右投げ/右巻き」から「右投げ/左巻き」が常識になってきた。
その影響で、今では国産でも、多くのベイトリール、両軸リールに左巻きモデルがラインナップされるようになった。
とはいえ、全ての機種に左巻きモデルがあるわけではない。同じ機種でも一部の番手だけ、左モデルがなかったり、
電動リールの左モデルは小型機種限定だったりするし、大型両軸リールに限っては、国産の左巻きモデルはない。

実は、歴史上においても、国産の大型両軸リールの左巻きモデルは存在しない(俺が知る限り)。
唯一、「左巻きモデルのようなもの」があったのが、1975年〜1976年に販売されていた大和精工の2代目シーラインのみ。
製造されて40年以上の年代物だが、今回、極上の「シーライン 600」を「播磨漁具研究所」さんより入手することができた。


▼ 1976年 発売 「ダイワ シーライン 600」



釣り歴=20年程度の人には縁のない話かもしれないが、リールのハンドルが逆転しない仕組みは、
昔:ラチェットカム式(今もカム式を採用しているメーカーもある)

今:ワンウェイベアリング式(メーカーによって呼び名は様々)
という形に進化した。
当時のシーラインは、そのカム・ストッパーの付け替えで、右巻きモデルが左巻きモデルに変更できる構造にした。
残念ながら、スタードラグの回転方向やクラッチレバーの操作方向は右仕様のまま変えることはできないが・・・。

▼ カム・ストッパーの付け替えで、巻き方向を変更できる「RLシステム」



1WAYベアリング式では反転方向への遊びはないが、カム式の場合はラチェットギアの歯数が少ないほど、
反転方向への遊びが大きい。そのため、巻きフィーリングは、1WAYベアリング式の方が断然良い。
しかし、ベアリング式の場合はローラーの圧着のみで反転を止めている構造上、カム式ほどの強度はない。
なので、高負荷リールには、強度を保つためのカムと、フィーリングを良くするためのベアリングの両方を備えたものが多い。


「シーライン 600」も当然カム式なのだが、上の画像の通り、歯数は6コマ。角度で言うと、1コマ=60度、
と、なかなかの遊び角になる。そこで、せっかく空いてる右巻き用の取付部を活かし、ストッパーを追加


▼ 糸ノコ、エアツール、棒ヤスリなどでコツコツで削り出した追加カム・ストッパー



▼ 右巻き用の取付部(左側)に、作ったカム・ストッパーを追加



▼ 純正ストッパー(右)が効いている状態



▼ 純正ストッパー(右)が外れる位置で、ちょうど追加ストッパー(左)が効くようにして・・・



▼ ツイン・ラチェット化で、ハンドル1回転=6コマから12コマに



え〜、外観はなんも変わりませ〜ん
静かな部屋でハンドルを回して、「チッ、チッ、チッ、チッ」から「チチチチ」になった音に酔いしれる変態です



「Sea Line 600」のスペックは、コチラ


 2019.10.20 AVET 6/4 MC Raptor

ほとんどの国産ロッドには、富士ガイド社のリール・シートが使われている。この日本規格のようなものと、
海外メーカーのロッドに平均的に使われる寸法、いわゆる国際規格のようなものがある。
国によってリール・フットの規格が違うためなのだが、そのため海外のリールが日本のロッドに合わないことがある。
アメリカやイタリアのリールを使ったことのある人なら、多くの人が体験済みだろう。
今回は、アメリカ製アベット社のリール・フットを、富士のリール・シートにフィットさせるための加工話。

▼ 「AVET SXJ 6/4 MC Raptor」のリールフット



▼ 分厚く、幅もあるため、後ろ側は3mmほどしか刺さらない。



▼ 裏側にはロッド・クランプを付けるため、タップが切られたパイプもある。



12lbクラス以上のリールで、10キロ以上のドラグ設定でファイトするなら、頼もしい装備であるが、
ドラグ設定が4〜5キロ程度の釣りならクランプは使わないし、むしろパーミングの際には邪魔になる。

▼ なので、後方のフットと裏側のパイプをフライス盤で切削加工




▼ 後方のフットは、細く薄く切削したあと、目視の手削りで形を整え、



▼ クランプ止めのパイプも切除したあと、手作業で面研



▼ 結果、後方のフットが深く刺さり安定した。



▼ 切削によりアルマイト被膜も削れているので、再アルマイトしたのち取付




▼ ハンドルは純正のゴム製ノブから「CCM/ワインド・グリップ(小)」に換装



▼ 完成アベット最小の2スピード・モデル。スロージギング&ライト泳がせ用♪



「AVET SXJ 6/4 MC Raptor」のスペックは、コチラ


 2019.10.02 AVET SXJ 5.3 G2

概ね10kgまでのブリやヒラマサなどをターゲットとする近海ジギングで、主に使うラインはPE3号。
10年ほど前までは4号だったが、ラインの進化により、1ランク、あるいは2ランク細い2号を使う傾向もある。
しかし、細糸を使って冷や冷やするのが嫌で、自分は3号を中心に使っている。
そこで3号を300m巻ける左ハンドルのベイトリールで、尚且つPG(パワーギア)モデルという条件で探してみると、
その条件に合うリールは意外と少なく、国産メーカーでは、この2択になる。



左=シマノ/オシアジガー 1501PG、右=スタジオオーシャンマーク/ブルーヘブン L30Pw/L-LB
(※各社のWEB画像を、比較しやすいように反転や回転の加工を施しています。)


一番の違いは、オシアジガーはスタードラグで、ブルーヘブンはレバードラグだという点。
フォール中のヒットに対応すべく、シマノにはフォール・スピードを調整できる「フォール・レバー」付のモデルもあるが、
残念ながら、オシアジガーには装備されていない。一方、ブルーヘブンにはフォール・レバーはないが、
元々、ドラグ・レバーの操作でフォール・スピードを調整することが可能。

海外のメーカーも選択肢に入れると、このあたり。



▲ 左=アベット/SXJ 5.3 G2(米)、右=マクセル/トランスフォーマー F30CL(中国)
(※各社のWEB画像を、比較しやすいように反転や回転の加工を施しています。)

アベットは昔から欲しかったリールだが、当時は部品の調達やサポート面で若干不安があったため、
見送っている間に、「Raptor」や「G2」などの強化版も誕生してきた。
マクセルに関しては身近に使っているアングラーがいないので、生の意見は聞いたことがないが、
カタログ・スペックやWEBの評判からすると、なかなか良さげで、気になる一品である。

で、熟慮に熟慮を重ねた結果、選んだのがコチラ ↓



▲ 「アベット SXJ 5.3 G2 左ハンドル」

SXJシリーズで比較すると、シングルドラグの「SXJ 5.3」と「SXJ 5.3 MC」のフルドラグは約6.3kg。
ドラグワッシャーを2枚のディスクで挟みこむことで強化された「SXJ 6/4 MC Raptor」のフルドラグは約12kg。
そして「G2」は、おそらくシングルディスクのままドラグ径を大きくすることにより、上記の中間値=約9kgになったと思われる。

アメリカ製のアベットは、イタリア製のアルテクノス同様、無垢のアルミの塊から削り出した屈強なフレームを持つ。
2011年に発表された「Raptor」、2017年に発表された「G2」には、
レバードラグリール好きにはたまらない「ドラグ・ポジション・プレート」が標準装備されている。



▲ ラプターシリーズと同様に、ドラグ・ポジション・プレートが標準装備

これにより、フォール・スピードの調整が目視で行なえる。更に嬉しいのが、「G2」には小型リール・フットが装着されている点だ。
先日アップした、ラプターのように「リールフットの加工」をしなくても、国産を含む、ほとんどのロッドに装着可能となった。



▲ ロッドとの相性に悩まされなくても済む小型リール・フット

糸巻量=PE3号×340m、フルドラグ=9kg、ストライクドラグ=5.5kg、ポジションプレート付のレバードラグと、
完璧にニーズに合ったリールなのだが、ここでトドメの一発



▲ CCM製 アルミ・ラウンド・グリップ「スフェーラ」に交換して・・・



▲ 完成

ジギングはシャクリやリーリングの一連動作が体のリズムなので、数ある釣りの中でも、
ハンドル・ノブの形状やハンドル・アームの長さに最も拘る。体に馴染まないものだと、シックリしゃくれないものだ。
アベットのハンドル・アームはしっかりしているので、今回はノーマルのハンドルにノブのみの交換とした。
このサイズのリールなら、自分の好みのハンドル長は75~80mmなのだが、ノーマルは約70mm。
若干短いが暫くはこの状態で使ってみようと思う。

「AVET SXJ 5.3 G2」のスペックは、コチラ



 2019.07.13 タコリール/パワーハンドル完成

▼ Abu Garcia 「REVO ビッグシューター ワールドモンスター60」



淡水・巨大魚ハンター御用達の名機。10kgのドラグ・スペックに惹かれ、発売直後にタコ釣りに導入したが、
高速リトリーブ重視のハイギア。加えて、キャスティング時のバランスを考慮したダブル・ハンドル。
高いギア比と、片側50mmというアームが仇となり、500gのタコが2kg級に化けるほどのハンドルの重さ
相手が魚ならポンピングで対応すれば良いが、タコの場合はポンピングは御法度。バラシの原因になる。


そこで、95mmアーム+スフェーラ・ノブをまとい、

▼ 「REVO ビッグシューター ワールドモンスター CCM オクトパスSP」完成





そして、完全体になった翌日・・・



早速、2kg級をGET 水深20mから「おっぴろげ状態」でゴリゴリに巻き上げてやりました
ノーマル・ハンドルでは500g級でも辛かったのが、2kg級でも楽勝 ちょっと加減してやったぐらい

▼ さらに後日、2,890g もGET



昨今のタコ釣りシーンは明石を中心に、どんどんライトな方向に進んでいるが、
自分が経験してきた播磨灘・芸予灘・熊野灘のタコ釣りでも、地形や水深、潮流など環境は様々。
「鬼合わせ or 引っぺがし → ゴリ巻き → ゴボウ抜き」のパワー・ゲームには、これぐらいの「武器」が必要

リール・スペックは、コチラ




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